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試乗レポート 2011/10/4 18:59

トヨタ カムリハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/5)

関連: トヨタ カムリハイブリッド Text: 渡辺 陽一郎 Photo: 島村栄二/オートックワン編集部
トヨタ カムリハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎

「セダンが売れなくなった」のではなく「セダンを売れないクルマにした」が正しい

トヨタ カムリハイブリッド

従来型のカムリは、日本では印象の薄いクルマだった。

1980年にセリカカムリの名称で登場。2代目からは前輪駆動になり、94年に投入された5代目までは車内の広い5ナンバーセダンとして堅実に売れていた。

ところが、96年登場の6代目で3ナンバーサイズに発展。その後、2006年に登場した先代型の8代目まで、販売不振に陥っている。印象が薄く、クルマを選ぶ時の候補に入りにくいクルマだった。3ナンバーサイズは、販売不振の理由のひとつに過ぎない。

一番の要因は、96年登場の6代目以降、カムリが北米向けの実用セダンになったことだ。大柄なボディと前輪駆動の組み合わせで車内はとても広いが、フロントマスクを含めて内外装は地味。

エンジンは直列4気筒が主力になる。北米では空間効率の優れた実用的な3ナンバーセダンが求められるが、日本は違う。実用重視なら5ナンバーサイズ。3ナンバーセダンはV型6気筒や8気筒エンジンを搭載し、内外装を豪華にした高級車でないと通用しにくい。

従って国内におけるセダンの販売状況は、カローラアクシオ、プレミオ&アリオンといった5ナンバー車と、クラウン、マークXという上級指向の3ナンバー車に二極分化されている。

トヨタ カムリハイブリッド

そこで最近のカムリの販売状況を見ると、改めて驚く。

北米では1ヶ月に2~3万台と日本国内のプリウスに匹敵する膨大な数を売るが、日本におけるカムリの売れ行きは、東日本大震災の前でも100台以下。北米市場の0.5%程度だ。

カムリに限らず、90年代中盤以降に登場したセダンには、海外に向けて開発された「日本はオマケ」の車種が多い。オマケで投入したクルマが売れるワケはなく、日本の市場では軽自動車/コンパクトカー/ミニバンが主役になった。

「セダンが売れなくなった」のではなく、「セダンを売れないクルマにした」と解釈するのが正しい。

その筆頭が96年以降のカムリであった。

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