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試乗レポート 2007/9/19 14:10

トヨタ ブレイド マスター 試乗レポート

関連: トヨタ ブレイド Text: 竹岡 圭 Photo: 原田淳
トヨタ ブレイド マスター 試乗レポート

怒涛のモンスターハッチバック、ここに見参

1500kgを切るボディに、V6 3.5Lというパワフルエンジンを搭載したモンスターマシン、ブレイドマスター。オーリスとの兄弟車種とはいえ、ブレイドは日本専用モデル。幅広いユーザー層に向けたカジュアルなオーリスとは一線を画し、高級セダンからの乗り換え層にも満足してもらえる上級志向のクルマであるからして、ハイパワーモデルを作ったのかと思いきや、開発責任者からは「作りたかったからですよ」という、なんとも気持ちのよい明快な答えが返ってきた。

元々欧州向けの2.2Lハイパーディーゼルエンジンも搭載できるようにと考えるうち(ベースは共通のオーリスに搭載)、後々V6まで搭載できるようにと考慮して設計が進められていたらしい。「ブレイドの性格を考えても、イメージリーダーとしてトップエンドモデルを持っておきたいじゃないですか」とのことだが、確かにクルマを知り尽くした子離れ層を照準に据えたブレイドならばそれもアリなのだ。実際ブレイドの購買層を見てみると、マークX等のセダンやミニバン等、いろいろな車種からの乗り換えが多い。つまり子離れした高級な家族車ということらしい。また意外にも女性ユーザーが多いのも面白いところで、やはりこのクラスを購入する女性は、上質感がないと納得できないということなのだろう。

アクセントは遊び心ある大人のデザインテイスト

ベーシックなブレイドとブレイドマスターをパッと見て判別するポイントは、グリルだろう。横桟グリルからメッシュタイプのグリルに変更されている。またスポイラー類もやる気を感じるスポーティテイストだ。でもどこまでも上品。これがブレイドマスターの特徴なのである。あくまでも大人っぽく、そしていざ乗ってみるとスゴイ!という感じなところがツウの心をくすぐってくれるという感じにまとめられているのである。

インテリアも、ステアリングがパドル付きの3本スポークになっていたり、シフトノブがオール本革巻きになっていたりするくらいで、さほど大きな変更は入っていない。いちばん上級グレードのブレイドマスターGの助手席がパワーシートになっているくらいのものだろう。しかしブレイドが登場したときは、ある意味度肝を抜かれたセンターコンソール周りのデザインも、見慣れてしまうと至極インテリアに溶け込んでいるように思えてくるのは不思議なことだ。ちょっと遊び心のある大人のテイストにはこれくらいの思い切りがちょうどイイのかもしれない。

満足度高い走りに、爽快なパワーフィールを実感

型式2GR-FEというV6 3.5Lエンジンは、レクサスGS、ISやエスティマ、カムリなどでお馴染みのエンジンである。ただし動弁や噴射等いろいろなところが違うので、搭載車によりそれぞれ性格等は異なっているが、どのクルマに搭載されていてもパワフルということで有名なエンジンだ。

もちろんブレイドマスターに搭載された今回も、言うことナシの仕上がりである。低回転域からトルクフルなので、高速域になってもエンジン回転が低めに抑えられていてスーッといつの間にかスピードが出ている感覚は、とにかく爽快だ。MTゲート付きの6ATとの組み合わせとなるが、変速レスポンスが速いにも関わらずまったくシフトショックがなく、さらに上質感をプッシュアップしてくれている感じである。

前後共にスプリング、ショックアブソーバーの減衰力、ブッシュ等にチューニングが図られた足回りも、どこまでも安定しながらシャープなハンドリングと、後席を含めた乗り心地のよさを実現してくれている。つまり、かなり満足点の高い仕上がりなのだ。速度域によって少々ゴロン感があるパワステフィールが気にならなくもないが、許容範囲といっていいだろう。

トータルレベルの高いお買い得なクルマ登場

正直に言ってしまうと、ベーシックなブレイドよりも私好み。決して速いクルマが好きなワケではないけれど、どっしり感や重厚感が味わえるフィーリングは、車格以上のものを感じさせてくれて、高級セダンからの乗換え組みもかなり満足いくに違いないと思えたのだ。

滑りやすい路面上でも変なESPの介入もなく、シャープなんだけれどもどこまでも安心感を感じさせてくれるハンドリングは、スポーツドライビング好きの方もかなり楽しめると思う。ただし、疲労度に影響を及ぼす静粛性が高いのは歓迎すべきところではあるものの、やはりV6 3.5Lと言われると、ちょっとエンジンサウンドに酔いたい気もする。もう少し音を聞かせる演出をしてもいいのかもしれない。

使い勝手的には、前席&後席もゆったりしているし、子離れ層にも十分満足のいくパッケージングだと思うが、さすがに17インチタイヤともなると最小回転半径5.5mと少々小回りが利かない印象があるのはツライところか…。しかし、同じくV6 3.5Lエンジンを搭載し、これにプリクラッシュセーフティシステムを標準装備しているマスターGの323万4千円という価格を考えると、さらにお買い得モデルといえそうだ。

筆者: 竹岡 圭

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