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試乗レポート 2011/8/9 09:43

トヨタ アベンシスワゴン 試乗レポート/渡辺陽一郎(4/4)

関連: トヨタ アベンシスワゴン Text: 渡辺 陽一郎 Photo: オートックワン編集部
トヨタ アベンシスワゴン 試乗レポート/渡辺陽一郎

他の国産ワゴンと比べた際の優位性は?

さて、アベンシスを国産のミドルサイズワゴンと比べたらどうなるか。

ホンダ アコードツアラー

アコードツアラーとの比較では、走行安定性と乗り心地のバランスは少し下がる。

その半面、リアシートの足元空間は大幅に上まわり、腰の落ち込む姿勢にもならない。アコードワゴンのリアシートは窮屈だから、アベンシスが有利になった。

さらに価格は、アベンシスが横滑り防止装置、サイド/カーテン/ニーエアバッグ、アルミホイールなどを標準装着して、前述のとおり250万円。装備に対する価格の安さでも勝る。

マツダ アテンザスポーツワゴン

アテンザスポーツワゴンとの比較では、前後シートの居住性と荷室の広さは同等。

装備と価格のバランスでは少し負ける。エンジンもアテンザは2.5リッターが買い得だから不利だ。

一方、走行安定性はアベンシスが勝る。アテンザは2010年のマイナーチェンジで乗り心地を改善したが、走行安定性は少し低下しており、不利になった。

スバル レガシィツーリングワゴン

問題はレガシィツーリングワゴンを相手にした時だろう。

レガシィは2.5リッターとあって動力性能に余裕があり、走行安定性もアベンシスより少し優れる。現行型ではリアシートの居住性も大幅に向上した。価格は2.5iアイサイトが289.8万円だから約40万円高いが、4WDの価格換算額を差し引くと、差額は約15万円。

この金額で、レガシィにはアイサイトや電動パワーシートも標準装着されるから、アベンシスは不利になる。それでもアベンシスは、輸入車とあって欧州車風味が濃厚。

機能や割安感ではなく、持ち味で選ぶ手はある。

今のところ販売期間が短いことも、希少性を求めるユーザーには魅力かも知れない。

トヨタ アベンシスワゴン

試乗を終えて改めて考えさせられたのは、「欧州向けに開発すると、ここまで上質になるのか」ということ。サイズと価格は異なるものの、プレミオ&アリオンに比べると、アベンシスの運転感覚は格段に優れている。国内向けのクルマにも、もう少し力を入れて欲しい。

また、1年間の走行距離が5000km程度なら納期の長いプリウスαをやめて、アベンシスをねらう手もあるだろう。

性格の違うクルマだが、アベンシスを選べば、上質な運転感覚に正しい選択だったと思えるかも知れない。検討する価値はあると思う。

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