autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート 特別試乗!世界に1台、トヨタ「86」の運動性能を崩さず居住性を引き上げた「86シューティングブレーク」試乗レポート

試乗レポート 2016/8/5 19:05

特別試乗!世界に1台、トヨタ「86」の運動性能を崩さず居住性を引き上げた「86シューティングブレーク」試乗レポート(1/2)

関連: トヨタ 86 Text: オートックワン 編集部 Photo: 茂呂幸正
特別試乗!世界に1台、トヨタ「86」の運動性能を崩さず居住性を引き上げた「86シューティングブレーク」試乗レポート

トヨタ86開発チームが今年トライしたのがシューティングブレーク!

トヨタ 86シューティングブレークトヨタ 86シューティングブレーク

2012年に発売されたトヨタ86、これまで数多くのチューナーやユーザーがカスタマイズを楽しんでいる。実はトヨタの開発チームも色々なカスタマイズに挑戦している。ただ、一つ違うのは「アフターメーカーがやれることは彼らに任せ、自動車メーカーでなければできないこと」にトライしていることだ。

そんなトヨタからの提案は、毎年8月に富士スピードウェイで開催されている86のお祭り「Fuji 86 Style with BRZ」で発表されることが定番となっている。

そんな今年のサプライズモデルは、今年6月にオーストラリアトヨタが公開した「86シューティングブレーク」の日本初披露である。何と2ドアクーペの86のリアセクションをスポーツワゴンにモディファイしているモデルなのだ。シューティングブレークは元々「狩猟用のオープン馬車」を意味するが、現在ではクーペとワゴンを融合した2ドアモデルの事を指している。

元々、86の登場以降、世界各国からオープンモデルや4ドアセダンなど、ボディバリエーション追加の要望があったと言うが、その中でも、86の販売台数世界第3位のオーストラリアトヨタは、「86の運動性能を崩さずに居住性を引き上げたい」と自らデザインを行ない、日本の86開発チームに提案するほど熱心だったそうだ。そんな熱意に対し、「絵に描いた餅ではなく、実際に一台実験部で実車を製作してみよう」と言う話になったそうだ。

>>86シューティングブレークを写真でチェック(画像47枚)

リアゲート周りはレクサスCTのパーツを流用加工

トヨタ 86シューティングブレークトヨタ 86シューティングブレーク

86のルーフ/トランク部分を切断し、新たに専用のルーフ/ハッチゲートにコンバート。言葉で言えば簡単だが、実際の作業は大改造である。それもモーターショーで展示するようなデザインだけのモデルとは違い、「走る/曲がる/止まる」の性能をシッカリ確保したモデルに仕立てると言う、86開発チームのこだわりが込められているそうだ。

ルーフはワンオフだが、86の特徴の一つであるバゴダルーフではなく滑らかな形状となっている。リアゲート周りはレクサスCTのパーツを流用加工。これは既存のパーツを上手く組み合わせることで信頼性も確保…と言う意味合いもあるそうだ。

とは言え、86のリアフェンダーからの連携やリアコンビランプ、リアバンパーなどデザインを上手くバランスしている辺りは、さすがメーカー製の仕上がりだ。

ただ、ルーフラインが大きく変わっているため、フロントドアウィンドウのラインと合っていない部分や、リアクォーター/リアハッチはガラスではなくアクリル製である点、インテリアの内張りの継ぎ接ぎなどワンオフらしい部分も…。

ちなみにリアゲートは普通に開閉も可能で、裏側は加工の苦労の跡が見られるが、開閉アクションや開閉音、クリアランスなどは、トヨタクオリティをシッカリ維持している。

シューティングブレーク化により、ラゲッジスペースは上下方向に余裕ができたので、ラゲッジスペースは大きく向上。リアシート周りもヘッドクリアランスが約10cm増えたのと開放感アップは嬉しいポイントだ。

何と今回、この世界に一台しかないシューティングブレークに特別に試乗させていたくことができた。

>>86シューティングブレークを写真でチェック(画像47枚)

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