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インタビュー 2014/12/9 16:59

テスラ モデルS オーナーインタビュー/株式会社IDCフロンティア 取締役 西牧哲也氏(2/2)

関連: テスラ Text: 森口 将之 Photo: 小林岳夫
テスラ モデルS オーナーインタビュー/株式会社IDCフロンティア 取締役 西牧哲也氏

テスラ モデルSは、まるで「タイヤの付いたスマホ」

モデルSオーナーの西牧氏と自動車評論家の森口氏

AO:乗りはじめて、いちばん気に入っているところはどこですか?

N:このクルマはタイヤの付いたスマホみたいな存在なんです。スマホとの連携に感動しましたね。キーがなくてもスマホ操作だけで運転の準備(※)までできるんですから。バージョンアップが用意されている点も好感を持っています。

通信料金は価格に含まれているので、インターネットを使った情報機能は気兼ねなく使えます。だからオーディオはネットラジオを聞くことが多いです。ディスプレイやメーターが先進的であるところもお気に入りです。

(※)テスラ モデルSのスマホ用アプリを使えば、ドアロック・アンロックや充電の開始・終了、冷暖房の操作、換気のためのサンルーフの操作などが可能。日本では2014年11月12日からアプリの提供が開始されている。

ナビ機能が無いことと日本語対応については、あと一歩改善を

テスラ モデルS インパネに備えられている17インチタッチスクリーン

AO:逆に「ここは気になる」という部分はありますか?

N:現状では地図はセンターディスプレイに表示されるものの、ナビ機能がないんです。それと運転席まわりの小物入れが少ないですね。アメリカ車らしいと思う部分です。ベンチャー企業ながら日本語対応をしている点は評価したいのですが、日本語のレベルについてはあと一歩を望みたくなります。でも好きなクルマだから、悪口はあまり言いたくないという気持ちもあります。

テスラ モデルS フロントトランクテスラ モデルS リアトランク

AO:主にどんな場面で乗っているのでしょうか?

N:だいたい週に一度のペースで乗っています。目的は主にゴルフです。ゴルフ場の往復なら充電なしで行けます。4人乗りでゴルフ場に向かうこともあります。ゴルフバッグが人数分積めるのです。モデルSはフロントとリアの両方にトランクがあるので、リアにキャディバッグ、フロントにボストンバッグがそれぞれ4個ずつ入るのです。

AO:いちばん遠くへ行ったのはどこでしょうか?

N:黒部ダムの長野側入口、長野県大町市まで行ったことがあります。信州がふるさとなのです。充電は現地でしました。意外に思うかもしれませんが、モデルSはただ走っているときはあまり注目されません。でも出先で充電していると、急にまわりの人が集まってきて、いろいろ聞いてくるのが面白かったです。

1充電でおよそ5~600円、自動車税5年間無料や助成金など多くのメリットが

テスラ モデルSの充電を行う森口氏2014年、ようやく日本でもデリバリーが開始された「テスラ モデルS」

AO:充電はいつ、どんな場所で行っていますか?

N:ほとんど自宅に設置した専用充電器で行っています。電気代は1回の充電でだいたい500~600円ぐらいでしょうか。ガソリン車より全然安いです。それに自動車税は5年間無税だし、取得税はタダだったし、助成金もあったし、維持費についてはかなり安上がりです。

AO:日本はエネルギー資源に乏しい国ですが、そんな国でEVに乗って、ガソリン車と違う気持ちになったりするのでしょうか?

N:ガソリン車はアクセルを踏むと燃料を食うので、環境のことを考えると、あまり踏みたくないと思ってしまうのですが、EVはそんなことはありません。心おきなくアクセルを踏めます。エコモードも必要はありません。ガソリンを使わずに走れることが、なんだかとても気持ちいいのです。

AO:トヨタからFCVが登場しましたが、どう思っていますか?

N:興味あります。現状では水素ステーションの数が少なすぎることが課題ですが、国がリーダーシップを持って普及を進めていくようなので、数年後には使える自動車になっているかもしれません。その頃には車種も増えているのではないでしょうか。いずれにしても好ましいです。というか、もうガソリン車には戻らないでしょうね。

テスラ モデルS 車内にて、オーナーの西牧氏

西牧さんはIT業界のエグゼクティブ。だからEVを選ぶのは自然な流れだと思ったけれど、職業柄ストイックなEVマニアなのかもしれないと勝手に予想していた。

でも実際の西牧さんはとても親しみやすい方で、テスラを特別扱いせず、自然体で付き合っているようだった。モデルSが完全にガソリン車の代わりを務めていることも分かった。

僕たちはEVやFCVを特別扱いしすぎているのかもしれない。周囲の雑音に惑わされず、自分の使い方にあったクルマをピュアに選ぶ人が増えれば、EVはもっと増えるのかもしれない。

筆者: 森口 将之
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