テスラの自動運転 ”オートパイロット”を使って、高速道初の専用急速充電スポットに行ってみた／テスラ モデルS 試乗レポート(4/4)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：茂呂幸正
制御プログラムの効果的なアップデートも随時実施
さらに、オートパイロット実行中にウインカーを操作すると、「オートレーンチェンジ」により自動的に車線変更するのが同システムの真骨頂だ。
移りたい車線に車両が走っている場合には、その車両がいなくなり安全が確保されるまで待ってから車線変更を行なう。車線変更をやめようと思った場合は、途中でウインカーを戻せば自動的にもとの車線にもどる。
こちらの動作は確実かつ信頼性の高いもので、登場して間もない頃に試したときよりも全体的に制御が改善されて、修正舵が少なくなり、隣の車線を走行する車両の認識性能が向上しているように感じられた。
オートパイロットがもたらす長距離移動の「安全」
こうしてオートパイロット機能を駆使して高速道路を巡行するのは、本当に快適で疲れ知らず。車線変更も人間よりも確実に安全確認してクルマがやってくれるというのは、非常にありがたいことで、走るほどにその恩恵を実感する。これなら長距離の移動も苦にならないというものだ。
オートパイロットについて、一部で世間を騒がせている報道も見受けられるとはいえ、非常に有益なものであることはいうまでもない。
そして、これまで何度かモデルSをドライブしているが、短期間で効果的にアップデートされていることには驚きを覚える。今回もまさしくそうであった。
テスラの躍進には、それ相応の「理由」があることを、今回の小旅行でもあらためて痛感した次第である。
[レポート：岡本幸一郎／Photo：茂呂幸正]
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ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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