テスラで往く”オトナの遠足”|世界最先端のロボット工場へ潜入(3/3)

  • 筆者: 嶋田 智之
  • カメラマン:オートックワン編集部 取材協力:FANUC
テスラで往く”オトナの遠足”|世界最先端のロボット工場へ潜入
テスラ モデルS P100D(右)とモデルX 75D(左奥) レポーターの自動車ライター、嶋田智之さん FANUC(ファナック)が誇る多関節ロボット。自動車をはじめ、あらゆる分野での自動化に貢献。2016年6月には累計生産42万台を突破している! ファナック株式会社の社屋と並ぶテスラ モデルS。黄色いカラーはファナック社のイメージカラーだ。 <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> <テスラ モデルS P100D> 画像ギャラリーはこちら

■ちょっと前の“夢”や“未来”が、当たり前のようにそこにある

工場見学を終え、ランチをするために山中湖へと移動するときには、テスラ モデルX 75Dを預かった。0-100km/hが5.2秒のこのベーシックモデルでも、動力性能的には何ら不満はないし、ホイールのストローク量が大きいせいか乗り心地がいいことを確認した。山中湖から東京への帰路は“P”のつかないただの(?)モデルS 100Dへと乗り換えて、0-100km/hが4.3秒(それでも十分以上に驚異的!)のこのモデルの方が、一般のドライバーには全体バランスが好ましく感じられるだろうことも知った。

そうした移動の途中で、僕はダッシュボードの中央にある17インチの大きなタッチスクリーンを助手席から操作して、iPad感覚でオーディオを切り替えたりクルマの走行モードをあれこれ変えてみたりしながら、考えていた。それが冒頭のフレーズだ。

■古いタイプのクルマ好きをも突き動かす、近未来への夢と期待

黄色いテーマカラーで塗られたファナック本社 関連施設棟にて<テスラ モデルX 75D>

ロボットがロボットを作るというのは、かつては空想の中にのみあった未来の産業の在り方だ。電気とモーターで極めて静かに滑らかに、そしてときとして凶暴な力強さを解き放って走ることができ、機械任せに移動することすらできる自動車は、それもまた未来の乗り物だった。それらは今、リアルなものとして存在し、ここから先の未来に向かってさらに進化を続けようとしている。

EVにはEV特有の楽しさが、新しいタイプのクルマには新しいタイプの楽しさがちゃんと存在していることは以前から知ってはいたけれど、そこも含めて進化を続けようとしている予感がハッキリと生まれた。そして、それはもしかしたらiPhoneがそうであったように、これから先のクルマ好きの在り方というものをガラッと変えていく可能性を持つんじゃないか? それはそれで悪くないんじゃないか? 僕はどちらかといえば古いタイプのクルマ好きだけど、今回の“オトナの遠足”を通じてそんなふうに感じたのだった。

[レポート:嶋田智之/Photo:オートックワン編集部]

>>テスラで往く”オトナの遠足” フォトギャラリー[画像95枚]

【動画】ファナック株式会社「ファナック ロボット 商品紹介 2017」

【動画】Tesla「90 second tour around the Tesla Factory」

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嶋田 智之
筆者嶋田 智之

本人いわく「ヤミ鍋系」のエンスー自動車雑誌、『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー専門誌『ROSSO』の総編集長を担当した後、フリーランスとして独立。2011年からクルマとヒトに照準を絞った「モノ書き兼エディター」として活動中。自動車イベントではトークのゲストとして声が掛かることも多い。世界各国のスポーツカーやヒストリックカー、新旧スーパーカー、世界に数台の歴史的な名車や1000PSオーバーのチューニングカーなどを筆頭に、ステアリングを握ったクルマの種類は業界でもトップクラス。過去の経歴から速いクルマばかりを好むと見られがちだが、その実はステアリングと4つのタイヤさえあるならどんなクルマでも楽しめてしまう自動車博愛主義者でもある。1964年生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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