【6月25日更新】日産 デイズ/三菱 新型eKワゴン vs スズキ ワゴンR どっちが買い!?徹底比較(4/4)

【6月25日更新】日産 デイズ/三菱 新型eKワゴン vs スズキ ワゴンR どっちが買い!?徹底比較
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【日産 デイズ/三菱 eKワゴン vs スズキ ワゴンR ~走行性能対決~】

(※以下は、6月25日に追記した内容となります)

スズキ ワゴンR 走行イメージ1
日産 デイズ ハイウェイスター 走行イメージ3三菱 eKワゴン 走行イメージ

動力性能は、ノーマルエンジン同士で比較した場合、ワゴンRに余裕がある。

デイズ&eKワゴンは少し高回転指向で、実用回転域の駆動力が下がり、ボディはワゴンRよりも少し重い。デイズ&eKワゴンでは不利な条件が重なり、動力性能に差が生じた。

乗り心地はデイズ&eKワゴンが快適。サスペンションの違いもあるが、タイヤの指定空気圧も大きく影響した。タイヤのサイズは14インチ(155/65R14)で同じでも、指定空気圧はデイズ&eKワゴンが240kPa、ワゴンRは280kPa。ワゴンRはタイヤの転がり抵抗を抑え、燃費性能を向上させる目的で指定空気圧を高めている。

これらの違いから、ワゴンRの乗り心地は少し硬く、デイズ&eKワゴンは柔軟な印象だ。

走行安定性はどうか。両車とも標準ボディには車両の傾き方を制御するスタビライザーが装着されず、旋回や車線変更時における傾き方は大きめだ。その上で比較すると、ワゴンRは操舵に対する車両の動きが少し機敏。状況によっては唐突に傾く印象がある。

デイズ&eKワゴンは操舵に対する反応がワゴンRに比べれば穏やかで、車両の動きも乱れにくい。走行安定性という見方をすれば互角だが、自然に運転できるのはデイズ&ekワゴンだろう。

スズキ ワゴンR 走行イメージ2日産 デイズ ハイウェイスター 走行イメージ2

取りまわし性は、最小回転半径は両車ともに4.4mで等しいが、後方視界でワゴンRが優位になる。デイズ&eKワゴンはサイドウィンドウの下端を後ろに向けて持ち上げ、斜め後方の視界を損なったが、ワゴンRは水平基調だから後方も見やすい。

JC08モード燃費はデイズ&eKワゴンが「29.2km/L」で、ワゴンRは「28.8km/L」。数値上はデイズ&eKワゴンが勝るが、比率に換算すれば2%に満たない。この点は互角とも判断できる。また、ワゴンRが一部改良などを行えば、デイズ&eKワゴンを上まわる数値を達成するだろう。

以上の商品特徴から考えると、デイズ&eKワゴンのメリットは“リラックスできる運転感覚”にある。動力性能は少し足りないが、乗り心地やフロントシートの座り心地が快適で、表現を変えればセダン的な雰囲気。登坂路の少ない地域なら、広いリアシートを生かしてファミリーカーとしても機能する。

対するワゴンRは、子育て世代まで視野に入れた実用性がメリット。リアシートが左右分割してスライドしたり、収納設備も助手席の下側のボックスを含めて豊富に用意した。

さまざまな用途に使えるから、セダン的なデイズ&eKワゴンに対して、ミニバン的なワゴンRと表現できる。

両車のボディサイズを比べると、ワゴンRのホイールベースは5mm長く、全高は20mm高い。それでもほぼ同じ大きさ。数値上はほとんど差が付かない両車なのに、商品の指向性は明確に違うのだ。

ここに、今日の軽自動車が提供する選択の幅広さがあり、新車販売台数に占める比率を40%まで高めた理由にもなっている。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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