スズキ 新型ワゴンR 新型車速報 ~渡辺謙も思わず「新型ワゴンR、買っちゃった!」~

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スズキ 新型ワゴンR 新型車速報 ~渡辺謙も思わず「新型ワゴンR、買っちゃった!」~
新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR) 新型ワゴンR(5代目ワゴンR)「リチウムイオンバッテリー」 新型ワゴンR(5代目ワゴンR)「リチウムイオンバッテリー」 画像ギャラリーはこちら

軽ワゴンNo.1の燃費を手に入れた王者、新型「ワゴンR」

新型ワゴンR(5代目ワゴンR)新型ワゴンRスティングレー

9月6日にスズキの5代目「新型ワゴンR」がいよいよ発表された。

新型ワゴンRについては、去る8月6日に「スズキ、新型ワゴンR搭載の低燃費化技術「エネチャージ」「エコクール」を開発」というニュースが先行でリリースされている通り、この2つの技術により低燃費化が進められたことが最大の特徴だ。

その燃費を先にお伝えすると、「28.8km/L(JC08)」。これにより、ワゴンR最大のライバルである「ダイハツ ムーヴ」の「27.0km/L(JC08)」を抜き去り、軽ワゴンNo.1の燃費を獲得した。

また、ターボモデル(ワゴンRスティングレーの「Tグレード」)の燃費も「26.8km/L」と、ムーヴと同等の好燃費を叩き出している

現在、プリウスなどハイブリッドカーを除いた乗用車の燃費No.1といえば、「スズキ アルトエコ(30.2km/L)」、続いて「ダイハツ ミライース(30.0km/L)」だが、これら第3のエコカーへの仲間入りを、新型ワゴンRでようやく果たしたことになる。

新型ワゴンRの、各グレード毎の燃費と価格については以下の通りだ。

車種名

グレード

エンジン

駆動

燃費

価格

新型ワゴンR

FX

0.66L DOHC 吸排気VVT

2WD

28.8km/L

1,109,850円

4WD

27.8km/L

1,227,450円

FXリミテッド

2WD

28.8km/L

1,249,500円

4WD

27.8km/L

1,367,100円

新型ワゴンR スティングレー

X

2WD

28.8km/L

1,333,500円

4WD

27.8km/L

1,451,100円

T

0.66L DOHC 吸気VVTターボ

2WD

26.8km/L

1,496,250円

4WD

25.0km/L

1,613,850円

「発電」と「アイドリングストップ」を巧みに使った燃費向上対策

新型ワゴンRの低燃費技術をいくつかカンタンにおさらいすると、まず一つが発電のための燃料消費を抑える「エネチャージ」だ。

通常、クルマにはエンジンの回転を利用して発電する「オルタネータ」と呼ばれる発電機が搭載されているが、今までは常にオルタネータが動いている必要があり、そのためにガソリンを多く消費してしまっていた。

新型ワゴンR(5代目ワゴンR)「リチウムイオンバッテリー」

それを解消するため、新型ワゴンRでは通常のバッテリーのほかに「リチウムイオンバッテリー」を搭載して、減速の際にはオルタネータからバッテリーとリチウムイオンバッテリーの2つへ同時に充電するようにした。

ヘッドライトやエアコンなどを使用する際には、オルタネータからではなくリチウムイオンバッテリーから電力を取り出すことで、オルタネータを減速時にのみ作動させるように変更。それにより、燃費を向上させることに成功した。

また、新型ワゴンRではストップアンドゴーの多い都心ではより有効となる、13km/h以下の速度でエンジンを停止する「新アイドリングストップシステム」を搭載。

新型ワゴンR(5代目ワゴンR)蓄冷剤内蔵エバポレーター
新型ワゴンR(5代目ワゴンR)蓄冷剤内蔵エバポレーターの断面図新型ワゴンR(5代目ワゴンR)のエバポレーターに内蔵されている蓄冷剤

さらに夏場のクーラー使用時は、室温上昇を抑えるためにエンジンを長時間停止させることが出来ず、そのためアイドリングストップが短時間となってしまうデメリットがあった。

新型ワゴンRではそれらを解消するために、冷風を送るエバポレーターという装置に蓄冷剤を内蔵した(エコクール)。

この蓄冷剤は、冷風を受けると2分ほどで凍る。エンジン停止時には、この凍った蓄冷剤に風を当てることで、エンジンが止まっていても冷風を出せるという機構だ。

蓄冷剤は気温にもよるが1分程度は保つとのことで、これによりアイドリングストップによるエンジン停止時間をより長くできるという。

新型ワゴンRではなんと「70kg」もの軽量化も!これにより軽ワゴン最軽量に

新型ワゴンRのボディ模型

新型ワゴンRでは、780kgという軽ワゴン最軽量の車重を実現。

それは、高張力鋼板を軽自動車で初めて採用するなど画期的な試みもあれば、ブレーキキャリパーやハブ、ローターを肉薄にするなど涙ぐましい努力の面も見られたりと、実に徹底的な軽量化が施されているのだ。

渡辺謙も「買っちゃった!」新型ワゴンR

新型ワゴンR 発表会のスライド新型ワゴンRと新型ワゴンRのCMへ出演している渡辺謙さん(右)

新型ワゴンRの発表会場にはCMに出演中の渡辺謙さんがゲストとして登場したのだが、なんと渡辺さんはCM撮影後にこの新型ワゴンRを実際に購入してしまった(!)という。その購入のエピソードとして、

「僕は183cmあるんですけれども、撮影時にこのクルマに乗ってみて運転席に座った際に全然違和感を感じない、こう、ユッタリ感があったんですね。そして、気になったのが僕、クルマに乗るときにシートを下げてしまうもので後ろの人がどうなのかなと。僕のポジションのまま、後ろに座ってみたんですよ。

そうしたら、もう楽々大人4人が乗れるスペースがあるものですから、これはいいなと思って・・・早速・・・購入してしまいまして(笑)

納車は9月9日です。9日から、このクルマに乗って街をウロウロさせてもらおうかと思ってます」

と、かなり新型ワゴンRを気に入った様子を見せてくれた。

一見すると外観はあまり変化がないものの、実は「軽ワゴンNo.1の燃費」「軽ワゴンNo.1の軽量な車重」など、飛躍的な進化を遂げた新型ワゴンR。

ワゴンRは1993年の登場から数えて丁度20年目という節目を迎える。

累計販売台数は378万台。そして、2012年6月時点でも293万台が未だ保有されている。実に多くのユーザーに長く愛されているクルマなだけに、新型ワゴンRがどこまでユーザーに支持されるのか期待がかかる。

新型ワゴンRは9月6日から、新型ワゴンRスティングレーは9月19日から発売が開始される。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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