スズキの“革新”が始まった! 新型スイフトでその進化を見せる(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
RSシリーズが充実 ~期待のスイフトスポーツはまだ姿を見せず~
新型スイフトのラインナップは、ノーマルに加え、スポーティな装いのRSを設定。専用グリル・バンパーやエアロパーツなどが与えられ、標準モデルとは随分と印象が異なる。
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スポーティな、と書いたが、実際のところRSは軽自動車でいうところの”カスタム”モデル同様に、スイフトの上級グレードとしての位置付けも強い。
なお、従来モデルに用意されていたホットハッチモデルの『スイフトスポーツ』の有無は今のところ詳細は明らかにされていない。今後の情報を期待して待ちたいところだ。
マイルドハイブリッドで27.4km/Lをマーク
新型スイフトのパワートレインは全部で3種類を用意する。
まずはベーシックな1.2リッターの”デュアルジェット”エンジン+副変速機構付きCVT(一部グレードには5速MTも設定)を基本とし、同ユニットにISG(モーター機能付発電機)とリチウムイオンバッテリーを加えた”マイルドハイブリッド”仕様をスイフトとしては初めて用意。ノーマル、RSともに両タイプのパワートレインを設定している。
気になる燃費は、ベーシックモデルの24.0km/Lに対し、マイルドハイブリッドは27.4km/Lを実現させている。
ただしハイトワゴンのソリオにはすでにフルハイブリッドモデルの設定もあることから、スイフトでも早期の追加に期待が高まるところ。
加えてRSモデルには更なる高性能版として、バレーノにも搭載される1.0リッター直噴ターボ”ブースタージェット”エンジンを6速ATと組み合わせた。ただしこちらはレギュラーガソリン仕様という点が異なる。最高出力、最大トルクともにバレーノよりもやや抑えられ、102ps(75kW)/5500rpm/15.3kgf-m(150N・m)/1700-4500rpmとなっている。
より低くワイドなスタンスを生かしたエモーショナルな表現も
新プラットフォーム採用により、ボディサイズもやや変化。ホイールベースを20mm拡大した一方で全長と全高はそれぞれ10mm短縮。乗員のヒップポイントも10mm低められ、全体として従来モデルよりも低くワイドなスタンスが与えられている。フロントのフェンダー周りなどの表現は今までのスイフトでは見られなかったエモーショナルさもあり、全体に質感も高まった印象だ。いっぽうで、黒いピラーがラウンドする”ラップラウンドウインドウ”など、これまでのスイフトらしいアイコン表現もあえて残されている。
インテリアについても同様に、スポーティかつ上質な仕上げとしている。
スズキ初のカメラ+レーダーによる歩行者検知機能付自動ブレーキを採用
先進安全装備も進化した。スズキ初となる単眼カメラとレーダーによる歩行者検知機能付自動ブレーキ『デュアルセンサーブレーキサポート』を新たに採用し、大きく安全性を高めた。
さらにハイビームアシストやアダプティブクルーズコントロール(ACC/ただし設定速度は約40km/h〜100km/h)なども用意する。
新型スイフトの発売は2017年1月4日から。新春初売りの目玉として、盛大に売り出したい目論見だ。
[レポート/Photo:オートックワン編集部]
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