三菱  &  スズキ  &  日産 燃費不正問題は審査する国も加害者意識を持つべき

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「燃費」「エコカー減税」が追い詰め、三菱自が燃費偽装を行った4つの理由 (4/4)

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燃費不正問題は審査する国も加害者意識を持つべき

燃費不正問題は審査する国も加害者意識を持つべき

以上のように「風」「気温」「テストコースの路面状態」などの影響を考えると、現在のテストコースを使う惰行法による測定が、イコールコンディションに基づく公正な方法なのかを検討する余地があるだろう。各種の測定装置が発達して、しかも燃費数値の厳密性が問われる今日、惰行法は前時代的な印象も受ける。

取材した複数の開発者がそろってコメントしたのは「走行抵抗がJC08モード燃費の数値に与える影響は2~4%程度」ということ。要はシャシダイナモメータによる測定値の補正にとどまる。

ところが三菱自動車では、走行抵抗の改ざんでJC08モード燃費が5~10%(後の会見では5~15%)粉飾される趣旨の発言があり、「偽装の内容が本当に走行抵抗だけなのか」という疑問が残る。

また他メーカーの開発者によると、実務上では、合法的に計算に基づく値を使う場合もあるという。

例えばバリエーションが膨大な車種では、エンジンが3種類、駆動方式は2WDと4WD、タイヤのサイズが2種類、これらを組み合わせたグレードと車両重量の内訳総数は約40種類、燃費数値は15種類という車種もある。このすべてを惰行法で測定することは実質的に不可能で、計算に基づく燃費数値も存在するという。

一連の燃費に関する問題では、JC08モード燃費を審査する国土交通省の責任も重い。エコカー減税では経済産業省の責任も加わる。

規則を作り、審査を行い、減税で煽った国も、加害者意識を持つべきだ。

[Text:渡辺陽一郎]

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