スズキ 新型「アルト」デザイナーインタビュー/スズキ株式会社 四輪デザイン部 チーフデザイナー 内山 一史【DESIGNER’S ROOM】(5/6)

  • 筆者: 森口 将之
  • カメラマン:和田清志・スズキ
スズキ 新型「アルト」デザイナーインタビュー/スズキ株式会社 四輪デザイン部 チーフデザイナー 内山 一史【DESIGNER’S ROOM】
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爽やかな白いインパネ

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AO:インテリアはまず、白いインパネに目を奪われました。

U:インパネは広がり感を出すために、天地方向を絞って解放感を表現しました。そのうえで上面にはボディサイドと同じように、面にうねりを入れて、乗用車っぽく仕立てています。パネルの色は悩みました。最初はグレーを考えたんですが、ハスラーの影響もあって白にしました。もちろん汚れ対策は施しています。

AO:メーターの形状も凝っています。

U:これはヘッドランプの形状を反映させたのです。メーターを構成する要素は、最小限にまとめました。センターのエアコンルーバーを縦長としたことも特徴です。オーディオと合わせて、フロントマスクのスリットをイメージしたのです。いずれも新規でパーツを起こしました。

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AO:シートをインパネと同じホワイトにしなかったのはどうしてでしょう。

U:汚れないホワイトシートを作ると、非常に高価になってしまいます。暗い色も考えたのですが、軽自動車だからこそ、色を明るくして室内を広く見せたい。そこで汚れが目立たないギリギリの明るさということで、現在のブルーグレーとしました。そのうえで5ナンバー仕様の前席には、背もたれにアイボリーのパイピングを入れ、上質に仕立てました。ヘッドレスト一体型にしたのは軽量化のためです。

デザイン コンセプトは「柴犬」と「白飯」!?

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AO:そういえばいただいた資料の中に、デザインコンセプトを説明するパンフレットが入っていたんですが、これにも衝撃を受けました。作りがシンプルで、開くと白いご飯と柴犬が載っていて。

U:新型アルトのデザインは、斬新さを狙ったわけではありません。日常をしっかり作るという考えで描きました。それを伝えるために、白米と柴犬で表現したのです。クルマの写真も、最も特徴を表現している、正面と真横だけとしました。これもデザイナーが作りました。クルマそのものだけでなく、周辺もデザインすることで、コンセプトを理解してもらいたいと思ったのです。

AO:東京オートサロンでは3月に発売予定というスポーツモデル、ターボRSも参考出展されていました。あれも内山さんが関わったそうですね。

U:ターボ車はもともと出すつもりでしたし、スポーツモデルという位置づけも決まっていたので、それに沿ったデザインをしました。ネオクラシック風と見る方もいますが、その路線を狙ったわけではなく、ハッチバックはスポーティというクルマ好きの気持ちをシンプルに表現したものです。あとはお客様がドレスアップを楽しんでほしいという気持ちも込めて。開発は盛り上がりました。みんなクルマ好きですからね。

[とことんデザインしたからこそ伝えたかったこと・・・次ページへ続く]

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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