スズキ 新型ソリオ 新型車解説

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:茂呂幸正
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ミニバン、軽ユーザードンと来い!新型ソリオが満足させます

新型ソリオ
新型ソリオ新型ソリオ

まずはじめに、ソリオは軽ではない。1.2リッターエンジンを搭載するコンパクトカーである。

確かに見た目は、今流行のトールサイズ軽自動車そのままだが、お伝えしたように、これは軽の皮を被ったコンパクトカーなのだ。

あの世界中で高評価を受け続けるスイフトのエンジンとCVTを搭載し、走りはもちろんのこと、その室内の広さにいたっても、クラストップというお墨付きだ。

単にコンパクトにするというわけではなく、クルマに求められる使い勝手の価値を凝縮するということが、この新型ソリオに与えられた新たな使命なのだ。

新型ソリオ
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ソリオの特徴はたくさんある。まずは、リッター22.5㎞(G:2WD)の低燃費数値だ。

吸気側と排気側に可変バルブタイミング機構を採用した1.2リッターエンジンを搭載し、それに付け加えて副変速機構付CVTを採用。スイフト譲りの動力を有した上で、転がり抵抗の少ない低燃費タイヤも装着するなど、できる限りの徹底した低燃費追及が行われた。

ECOドライブインジケーターを全車に標準装備し、ドライブ中でも、エコ運転を意識したアクセルワークが可能だ。その他では、高張力鋼板を効果的に使用し、強くて軽いボディを実現。その結果車両重量1000kgを達成している。またエクステリアやエアロパーツの形状を採用するなど、空気抵抗にも注力。全車エコカー減税対応は、これらがあってのことなのだ。

続いてもうひとつの特徴はデザインと居住性だ。

先にも記したように、空気抵抗の観点から手が加えられたという、エアロパーツからも見て取れるように、全体的にスポーティなエクステリアデザインを見にまとう。スケルトングリルやディスチャージヘッドランプといった、いかにも若者の心をくすぐる装備は、うまくツボを抑えているといった感じだ。

リアのテールランプは、横基調のデザインで、ワイド感を与え存在感を強調。コンパクトカーらしからぬ、まさにコンパクトミニバン然りといったデザインで、どこから見ても、ボリューム感タップリのスタイリングだ。

さらに画期的なのは、後席からの乗降時に利用する、ドアクローザー付きスライドドアの振り出し量が150mmに抑えられているので、駐車スペースの狭いところでも、安心して開閉が可能だ。

新型ソリオ
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一方で、インテリアは、スズキが得意とする機能整然と配置されたインパネデザインがまず目につく。

特にスポーティというわけではないが、飽きの来なそうなデザインが特徴だ。

メーターは自発光式、さらに4..3インチ液晶バックモニター付CDプレーヤーを全車にメーカーオプション設定とした。

シートに関しては、特に後席の足元空間が秀逸。ソリオは軽ではないので、乗車定員は5名。その為に横方向の余裕は若干窮屈ではあるが、足元の広さは感動的だ。まさにこれがコンパクトカーなのかと思えるほど。

ボディサイズがほぼ同じのワゴンRや、パレットも広いが、新型ソリオは群を抜いて凄い!おまけにパワースライドドアを全車標準装備としている点は太っ腹だ。

前後乗員間距離は1,025mm、前席左右乗員間距離は690mmと、楽々ウォークスルーが可能な、ゆとりある室内は必見。シートアレンジも多彩で、助手席前倒し機構や、ワンタッチダブルフォールディングリアシートも備えるなど、これらを活用すれば、ショートのサーフボードはもちろん、自転車も2台積載可能だ。

荷室スペースもワイドな開口を備え、ゴルフバッグも形状によっては横積みが可能というから、こちらはお父さんにとって重宝すること間違いなし。

自動車市場を席巻したミニバンから、軽自動車へと乗り換えるユーザーが次第に増え始めている昨今、こんなコンパクトカーもありなのでは?と思えるほど、機能も装備もたっぷり凝縮された新型ソリオは、確かに魅力的!買い替え検討をされているそこのあなた、損はしませんよ!

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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