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新型車解説 2015/12/24 11:58

エンジンもマニュアルも“専用チューニング”、新型「アルトワークス」は“買い”か [徹底解説](3/3)

エンジンもマニュアルも“専用チューニング”、新型「アルトワークス」は“買い”か [徹底解説]

緊急自動ブレーキは5AGSのみに装着

スズキ 新型アルトワークス

駆動方式は前輪駆動の2WDと4WDが設定され、2WDのJC08モード燃費は5速AGSが「23.6km/L」、5速MTが「23km/L」だ。

ターボRSの2WDは5速AGSで「25.6km/L」だから、ワークスは同じギヤ比ながら数値上2km/L(比率に換算すると約8%)悪化した。

背景には各部の補強などによって車両重量が20kg増えたこともあるだろう。

またワークスの5速MTにはアイドリングストップとエコクールが装着されないが、その割にはギヤ比の変更もあって燃費の悪化は0.6km/Lと小さい。

スズキ 新型アルトワークス

選ぶ時に注意したいのは、時速30km以下で緊急自動ブレーキを作動できる赤外線レーザー方式の安全装備(レーダーブレーキサポート)が、5速AGSのみの装着になることだ。

ほかの車種も緊急自動ブレーキを作動できるのはATに限ることが多いが、マツダのようにMTに対応するメーカーもある。たとえ完全停止ができなくても、警報や減速に十分な安全効果があるのでなるべく装着して欲しい。

「アルトワークス」は軽自動車に新たな新風を巻き起こすか

スズキ 新型アルトワークス

価格は5速AGS、5速MTともに同額で、2WDは「150万9840円」、4WDは「161万7840円」だ。

5速AGSにはレーダーブレーキサポートとアイドリングストップが加わるので、5速MTに比べて実質的に4万円ほど割安と判断できる。

またターボRSに比べるとワークスは21万6000円高い。RECARO製のシートは少なく見積っても10万円程度に価格換算されるから、残りの11万6000円でエンジンや足まわりのチューニングが行われたと考えれば、おおむね納得できる。

RECARO製シートをメーカーオプションにするとさらに良心的だが、販売促進面では、ワークスを最上級グレードに位置付けたいだろうからオプションにするのは難しい。またオプション化すると価格が高まってしまう。

納期をディーラーに尋ねると、在庫車がない場合は2~3ヶ月だから軽自動車では少し長い。5速MTの販売比率が高めで、5速AGSに比べると納期が長引く傾向にある。

またボディカラーはシルバー/ホワイト/ブラック/レッドの4色をそろえるが、レッドは計画台数が少ないこともあって時間を要するとのことだ。

スズキ 新型アルトワークス

それにしてもアルトワークスは、地味だがスズキらしく手堅い商品。150万円少々の価格設定は、ワゴンRスティングレーのT(ターボ)に比べて10万円以上安い。

1.2~1.3Lエンジンを積んだコンパクトカーの買い得グレードとほぼ同じ価格で、軽自動車とはいえ「ワークス」の名前を冠したチューニングモデルが手に入る。

しかも現行アルトは後席の居住性を大幅に向上させたから、ターボの動力性能と相まって、長距離移動を除けばファミリーカーとしても使いやすい。

多くのクルマ好きが求めていたのは、アルトワークスのような身近な存在で、なおかつ本物指向のスポーティモデルだと思う。

また今の軽自動車は便利で快適になって安全装備も充実、燃費も向上したが、どれも背が高く似通った商品が並ぶ。アルトワークスはそこに新風を吹き込んだ。

「最近の軽自動車は面白いね」と、軽自動車市場全体のイメージリーダーにもなるだろう。

2016年も軽自動車が注目されそうだ。

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