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スズキ アルト 試乗レポート/藤島知子

- Text:
- 藤島知子
- Photo:
- 小平寛/オートックワン編集部
スズキ アルト 試乗レポート/藤島知子
初代アルトが登場したのは1979年のこと。気軽に乗りこなせる軽自動車として実用性の高いパッケージング、幅広い世代に受け入れられる直線基調のスッキリとしたスタイリングで登場した。
そんなクルマがわずか47万円で購入できるという夢のような価格設定が実現されたことにより、女性ユーザーの心をつかみ取り、大ヒットを飛ばしてきた。
今回のモデルチェンジで7代目を迎えたアルトは、シンプルモダンで愛嬌のあるキャラクターに一新され、存在感が増したようだ。プラットフォームは2,400mmのロングホイールベースをもつワゴンRのものを採用。
2WDモデルについては、全高が機械式駐車場に入庫可能な1,535mmに納められていて、街乗りでも向き合いやすく、軽自動車の基本形としてバランスに優れたパッケージングになっている。小さなクルマといいながらも、使いやすさに一層の磨きを掛けたアルトは全グレードがエコカー減税対象車。
小さいクルマに大きな志を抱き続けるマインドは、30年経ったいまも少しも変わっていないようだ。
飽きがこないデザインと、価格以上にオシャレで暖かいムードの内装
エクステリアはシカクとマルの巧みな組み合わせでスッキリと見せていた先代と比べて、今回のモデルは欧州コンパクトカー的な「面」を意識させるシルエット。どことなく有機的なイメージに変わっているところも、愛着がわく理由のひとつ。
デザイナーの話によれば、よりクルマのカッコ良さを求める人に響くデザインとするために、ラウンド感とシャープさを巧みに組み合わせることで、長く飽きがこないデザインを意識したとのこと。
そうはいっても、アルトは実用車であることが大前提。スタイリッシュになりすぎず、かといって野暮ったくさせないさじ加減は見事なものだ。
もしあなたが「アルトはコストを抑えたベーシックな軽でしょう?」という先入観を持ってアルトの室内に乗り込んだとしたら、きっと驚いてしまうはず。
というのも、価格が73万円台からスタートするE以上のグレードには、アルト ラパンにも採用されていた織り込み地をあしらった2トーンカラーのファブリックシートが採用されているから。
ベージュとグレーの色調は車内を暖かいムードで包んでくれるだけでなく、ベージュ色の同じ素材がドアトリムにあしらわれていることで、車内を上品に演出してくれます。
価格以上に上質なムードを与えてくれるオシャレ感は若い女性からご年配まで好感を持たれそうです。


























