【解説】エクステリアを大胆に一新!このデザインは「アリ」なのか!?スズキ 8代目新型アルト(1/2)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:阿部昌也・スズキ株式会社
【解説】エクステリアを大胆に一新!このデザインは「アリ」なのか!?スズキ 8代目新型アルト
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ダイハツ ミライースと激しい販売合戦を繰り広げる「スズキ アルト」

今の軽自動車の売れ筋は、「スズキ ワゴンR」や「ダイハツ タント」といった背の高い車種。背の低い軽自動車は売れ行きを下げているが、「スズキ アルト」は堅調だ。「低燃費&低価格」を特徴としたアルトは、1979年に登場した初代モデルから実用指向の軽自動車として約35年間にわたり高い支持を得てきた。今では「ダイハツ ミライース」と激しい販売合戦を展開している。

そんなアルトが、2014年12月22日にフルモデルチェンジを受けた。新型となったアルトは8代目になる。

デザインは最初は違和感を伴うかもしれないが・・・

スズキ 新型「アルト」スズキ 新型アルト(8代目アルト)

新型アルトで注目されるのは、プラットフォームやサスペンションに大幅に手を加えたこと。

薄利多売の軽自動車では、多額の開発費用を必要とするプラットフォームを改めるのは難しく、1つのベースを長く使い続ける。その意味では貴重なフルモデルチェンジとなった。燃費性能は大幅に向上し、安全装備も充実させている。今後登場するスズキ車では、新型アルトのプラットフォームが使われるわけだ。

まずは外観のデザインだが、ヘッドランプはボディ同色で縁取りされ、メガネをかけたような表情。フロントマスクは真っ直ぐに直立して、かなり個性的だ。最初は違和感を伴うかも知れないが、次第に見慣れてくるだろう。初代ワゴンRが登場した時も同様だった。

ボディサイドは水平基調のデザイン。サイドウィンドウの下端は、後部で持ち上げた。斜め後方の視界では不利だが、外観を躍動的に見せている。

スズキ 新型アルト(8代目アルト)

後ろ姿も個性的。テールランプはリアゲートの下側に装着している。骨太で力強い感じに仕上げた。

ボディサイズは、全長が3,395mmで全幅は1,475mm。この数値は軽自動車の規格枠ギリギリだから先代型、あるいはほかの車種と同じだが、全高は1,475mmで先代型より45mmほど低い。空気抵抗を抑え、ボディを軽くすることも考えて、天井を下げた。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2,460mm。先代型に比べると60mm、ワゴンRやスペーシアと比較しても35mm長く、空間効率の向上を図っている。

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ATレバーはフロアからインパネへ

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内装では、ATレバーが注目される。先代型までは床に装着されたフロア式だったが、新型では、ワゴンRやライバル車のミライースと同じく、インパネに装着されている。この変更で足元空間が広がった。ATレバーの左側にはエアコンのスイッチが備わり、シンプルで操作性が良い。

インパネはパネル間の隙間が詰められて、質感も向上している。ワゴンRと同じような見栄えになった。

天井を低く抑えたことで、室内高も先代型を25mm下まわる1,215mm。そのために着座位置は低めの設定だ。広々とした室内ではないが、座る位置が低いために小柄なドライバーもペダル操作がしやすく、高齢の女性ドライバーが多いアルトのニーズに合っている。

一方、前後席に座る乗員の間隔は、ホイールベースの拡大と相まって、先代型に比べて85mm広がった。先代型では後席の足元が狭かったが、新型であれば大人4名が乗車してもさほど窮屈には感じない。前席の左右に座る乗員同士の間隔も30mm拡大。限られたサイズの中で、快適性を高めた。

「X」「S」の2グレードには、運転席の上下調節機能を装着。60mmの調節を可能にすることで、幅広い体格のユーザーが運転しやすくなった。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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