スズキ 新型アルト 8代目はHV車と同等の低燃費37.0km/L(2014年12月フルモデルチェンジ)

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8代目は初代を彷彿とさせるデザインに「原点回帰」

スズキ 新型アルト
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スズキは、軽自動車のアルトをフルモデルチェンジし8代目となる新型モデルを発表した。

1979年に発表された初代アルトは47万円という低価格で販売され、当時としても画期的なモデルだった。セカンドカーとして通勤や買い物など女性を中心に支持され、国内累計販売台数483万台というロングセラーモデルとなった。

35年の長きにわたり愛されてきたアルトは、先代モデル(7代目)の丸みを帯びたボディから一新、8代目となり「原点回帰」するべく、どことなくレトロな雰囲気を残した直線基調のボディに生まれ変わった。

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新設計のプラットフォームで超低燃費の37.0km/Lを実現

スズキ 新型アルト
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斬新なスタイリングはもちろんのこと、それ以上に注目すべきはその燃費性能だ。ガソリン車としてはナンバー1となる「37.0km/L(JC08モード)」を達成。37.0km/Lというと、ハイブリッド車で最高燃費を達成した「トヨタ アクア」と同じ数値というから驚きだ。

この低燃費を実現するために、プラットフォームを新たに開発、さらに「エネチャージ」をはじめとする「スズキグリーンテクノロジー」を進化させ、ボディやエンジン、足まわりまで徹底的な軽量化を施しつつ剛性をアップ、従来モデル比で60kgの軽量化を達成した。新設計のプラットフォームは今後開発されるモデルに採用されることになる予定だ。

また、軽自動車となるレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)を商用グレード(4ナンバー車)を含む全グレードに設定、さらにはスリップや横滑りを抑えるESP(車両走行安定補助システム)を乗用車モデルに標準装備とし、安全性能においても最高の実用車を目指した。

2015年の初夢は「軽が7割の時代」!?~鈴木修会長語る~

スズキ 新型アルト
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新型アルトの発表に際し、スズキ株式会社 会長 鈴木修氏は、「初代アルトを出したときのように原点にもどって、価格が上がるのを防ぐためにシンプルなデザインにした。軽量化にも成功し、燃費は37.0km/Lという誇らしい数字を達成できた。スズキはワゴンRやハスラーなど幅広いラインナップになったが、原点はアルト。昨今は販売台数の4割が軽自動車になったというけど、地域によっては5割以上が軽自動車というところもある。来年の初夢は軽自動車の比率が7割になる夢を見てみたい。」とコメントした。

いっぽう、副社長 四輪技術本部長 本田 治氏は、「新型アルトは最高の実用車を目指す中で、美しいデザインをめざした。ハスラーはスズキの新しいクルマ作りの前触れになり、そしてこの新型アルトは新プラットフォームを使った最初のクルマとなった。新しいプラットフォームによる徹底した軽量化、車体剛性の向上、パワートレインなどの結合がもたらす良い点が少しずつみえてきた。お客様の毎日の暮らしのなかで、喜んでもらえるクルマを届けられるよう、技術・生産・販売全員で励んでいく。」と述べた。

来年にはターボモデルも追加される!

なお、2015年3月にはアルトのホットモデル「ターボRS」なるモデルが追加されるという情報も明らかにされた。

往年の「アルトワークス」を思わせるヤンチャな内外装にワクワクする方も多いはず。こちらも楽しみに待ちたいところだ。

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ベッキーさんも発表会に駆けつけた!

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今回はスペシャルゲストとして、アルトのテレビCMに出演するタレントのベッキーさんが登場した。

アルトは男女問わず幅広い層に受け入れられていることで、同じく多くの人に愛されているベッキーさんをCMに起用することになったというわけだ。

アルトと同じ真っ赤なドレスを身にまとったベッキーさんは「スタイリッシュになったアルトは色が鮮やかでカッコよくなった。デザインにだけでなく環境にもやさしい新型アルトをより多くの人に見て、感じてもらいたい」とコメントした。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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