試乗レポート

スバル新型 WRX STI・S4 試乗レポート／国沢光宏(2/3)

公開日:2014/09/30 19:26 最終更新日:2014/09/30 19:26

筆者：国沢光宏
カメラマン：和田清志

もはや「公道ではナニも試せない」ほど！

今回は公道での試乗だったので、美味しい部分はナニも試せない。1速でアクセル全開にしたら、あっと言う間に制限速度を超えちゃう。前後の駆動力配分を変えられるものの、相当の速度域かつ、パワーでタイヤのグリップの限界を超える程度までアクセル踏まないと違いは解らない。

よりシャープに、より素直に曲がる実力の持ち主

幸い、発売前に富士スピードウェイのフルコースで試乗したので、そのときの印象など。絶対的なパワーは必要にして十分！各ギアをレッドゾーンまで引っ張ると、あっという間に180km/hの速度リミッター作動。この速度域でも走行安定性は全く不安無し。そらそうだ。250km/hくらい出ますから。

先代モデルと比べ全般的に重心が低くなり、ハンドル切った時の動きもシャープ＆素直になっている感じ。市販されている状態のままでミニサーキットに持ち込み(ブレーキパッドを交換してやれば万全)、アクセル全開でスポーツ走行を楽しめるような耐久性も持っている。買ったらタップリ試して欲しい。

[S4は単なる”ダンナ”仕様にあらず！？続きは次ページへ！]

エンジンとトランスミッションの仕上がりがS4の魅力を加速させた

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筆者国沢光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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