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試乗レポート 2006/7/5 16:59

スバル ステラ 試乗レポート

関連: スバル ステラ Text: 竹岡 圭 Photo: 島村栄二
スバル ステラ 試乗レポート

王道マルチワゴン軍とガチンコ勝負!

98年にプレオがフルモデルチェンジして以来、久々の新型マルチワゴンがスバルから登場した。最近のスバルの軽と言えば、R2やR1といった個性的なプレミアム軽が目立っていた。コンセプト的にもユニークな出来のイイクルマではあるものの、やはり軽の販売台数の主力を担っているのは未だにマルチワゴンであるのは否めない。

というわけで、ここのところ、少々ライバルメーカーに遅れを取っていたのは事実だ。言ってみればプレオの後継車に当たるステラの登場で(プレオも一部継続販売となる)、スバルにしてみれば巻き返しを図りたいといったところだろう。

R2の誕生のときには「ワゴンRやムーヴとはハナから勝負するつもりはない」と言っていたが、今度のステラは王道マルチワゴン軍とガチンコ勝負!ユーティリティなどは、今まで見たことない!というような、目新しい装備こそないものの、すべての機能が本当に使いやすいよう磨きこまれている。こだわりのスバルらしさが至るところに光っているのだ。

上質でキュートな「ステラ」とスポーティな「ステラカスタム」

ステラには、二つのエクステリアデザインが用意されている。上質感とキュートさのオリジナルのステラと、スポーティさとスパルタンさを強調したステラカスタムである。

どちらもこだわったのは、光りの当たり方で変わるその表情。グリルやランプのカバーに地模様を刻み込み、光の加減でキラキラ感を出しているのだ。これは、宝石のカットと同じ手法なんだとか。また、ルーフに取り付けられたアンテナがオフセットされているのも変わっている。これは、小柄な女性がアンテナを調節するとき、手が届きやすく洋服を汚さないための工夫だそう。なんとも女ゴコロをくすぐってくれる演出と工夫である。

さて、インテリアも2種類用意されている。ステラはアイボリー内装。ステラカスタムはブラックインテリアと、外観イメージ通りだ。ポケッテリアの数は十分な上、例えばセンターコンソールの携帯電話入れはコードを外に出す溝が設けられていたり、ティッシュを入れられるドアポケットには、ティッシュを引き出したとき破れないようにRが付けられていたりと、細かいところまで配慮が行き届いている。オマケに何をするための装備なのか、すぐにわかるように絵で表現されているのも面白いところだ。

際立つ安定性のステラの走り

パワートレインはR2からの進化系である。エンジンはNAとスーパーチャージャーの2機種があるが、そのうちメインとなるのはNAモデルだ。DOHCということもあり、低速域で唐突にドカンとパワーが立ち上がるセッティングではないため、街中で扱いやすい性格にまとめられている。

またCVTとの組み合わせということもあり、中間加速も得意である。安定した高速走行でも、十分力を発揮してくれるハズだ。ちなみにこのCVTは新作となる。特に高速走行時の回転領域が下げられているため、静粛性と燃費の向上にひと役買っている。その10・15モード燃費は、22.5km/L。空力特性的には不利であるマルチワゴン軍の中では、トップレベルを誇っているのだ。

さて、スバルの軽の特徴と言えば、4輪独立懸架の足をいちばんに挙げる人が多いのではないだろうか。その足回りもR2の改良型ではあるが、ボディチューニングなどにより、より足がよく動いているように感じ、路面追従性のよさがきちんと伝わってくるセッティングとなった。マルチワゴンということもあり、動き出しはゆっくり目だが、その後ステアリングを切り込んでいけば、きちんと曲がってくれる。ライバル達と比べても、上屋の揺り戻しが小さいのもイイ。全体的におとなしめの設定だが、乗り心地のよさと安定性の高さ、総じて安心感が際立っている。

スバルらしい配慮の行き届いたユーティリティ

ステラのオススメポイントは、なんといってもユーティリティである。今まで見たことない!というような、ビックリ新機能はないものの、ひとつひとつの機能が本当に使いやすいように磨きこまれているのが特徴なのだ。

例えば、後席のロングスライド。この240mmという数字は、運転席と後席のチャイルドシートに座った子供との距離が近くなるスキンシップモードを取ったときに、実際に子供に手が届くよう数値が決められている。また、その際必要なシートアレンジ、助手席の背もたれ前倒し、後席スライドも運転席に座ったままで操作できるよう工夫されている。後席スライドバーは手を伸ばせば届くし、助手席背もたれを前倒しするヒモも、運転席側に付けられているといった具合だ。操作的にもヒモを引っ張るだけのワンアクションで、その操作力も女性の力でも対応できるMAX4kgまでに抑えられているなど、かなり奥深く考えられているところにこだわりのスバルを感じるのだ。

筆者: 竹岡 圭

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