スバル インプレッサ デザイナーインタビュー/富士重工業デザイン部シニアデザイナー 中村真一(4/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
AO:カーデザイナーを目指している人へアドバイスはありますか。
N:昔からカーデザインをやってみたいという思いはありましたが、大学に行っているうちに、クルマとは関係ない、色々なものに興味を持つようになってしまったんです。でもそれがよかったと思っています。そういう人間がもっとカーデザインに関わればいいと思っています。
今のお客さんはナチュラルで、普通の感覚でクルマを使っているのに、クルマがそれに追いついていない。もっとクルマは変わらなければいけないと考えています。学生さんの中には、クルマなんて興味ないという人もいるでしょう。でも男性がゾクゾクする道具感や、女性がウキウキする仕立てなども、クルマは試せます。だからこそ、そういう舞台で活躍してみてはどうかなと思います。
舞台と言えば、クルマは出会いや別れなど、いろいろなドラマがそこで生まれる場でもあります。そういう環境を作ることができることも魅力ではないでしょうか。
中村真一プロフィール
1971年生。日本大学芸術学部卒。96年、富士重工業株式会社へ入社。スバル商品企画本部デザイン部へ配属。初代インプレッサ、初代フォレスター、3代目レガシィなどのエクステリアデザインを担当。5代目レガシィではインテリアを取りまとめ、4代目インプ レッサでは内外デザインの統括に従事。
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