スバル レガシィ アウトバック 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:小平寛
開放感あるドライブを楽しむなら断然アウトバック!
エクステリアはご覧のとおり。Dピラーを見せるウインドウグラフィックとなった点はツーリングワゴンと同じ。フロントグリルやホイールアーチは、SUVテイストを強調したものとなっている。全幅はB4/ツーリングワゴンが1,780mmであるのに対し、アウトバックは1,820mmとワイド。全高は1,605mmと、ツーリングワゴンに対して70mmも高い。そして、横浜ゴムの「ジオランダーG95」という225/60R17という大径サイズのオールシーズン(マッド+スノー)タイヤを履く。
ツーリングワゴンもそうだが、従来のようにルーフに沿った形のルーフレールが設定されていないのが、個人的に残念なポイントだ。せめてアウトバックだけでも、標準で付いてもよかったのではと思う。
最低地上高が200mmのため、乗り込む際はフロアの高さがツーリングワゴンの150mmの感覚とはだいぶ違う。成人男性なら問題ないだろうが、後席にお年寄りや小さな子供を乗せるときは、手を貸す必要があるかもしれない。しかしその分、乗り込んでしまえば、見晴らしの良さは上々。広いグラステリアと合わせて、開放感のあるドライブを楽しむことができる。
また、ラゲッジルームのフロアも高い位置となり、このあたりの雰囲気は、ワゴンというよりもSUVに近い。70mmの差はけっこう大きいのだ。
一方、装備面での細かい話だが、これまでスバルは、オートライトやオートワイパーといった快適装備の導入が何故か遅れていた。ところが今回から、ようやく新型レガシィ上級モデルにこれらが採用されたのだ。これはとても大歓迎なことだ。他にはというと、アウトバックの3.6Lモデルだけでも、ステアリングのチルト&テレスコピックが電動になることを、望んでしまうところもある。
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