【試乗】スバル レヴォーグ 公道試乗レポート/河口まなぶ(1/4)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正
プロトタイプからさらに洗練度を増していた!
実に甲乙つけ難い!
ついに公道で試乗したスバルの新型「レヴォーグ」をひと言で表現するなら、そんな言葉が相応しい。
というのも今回試乗した3つのグレード、それぞれに魅力あるキャラクターだったからだ。
まず試乗したのは“レヴォーグの本命”といえる1.6GT-S EyeSight(アイサイト)。初期受注でかなりのオーダーが入ったモデルだ。
早速公道に解き放った瞬間に感じたのは、今年1月にもてぎで試乗したプロトタイプよりも進化している! ということ。端的に言えば、乗り味・走り味がさらに洗練されていた。
ワインディングでは気持ちの良い身のこなし
以前はプロトタイプゆえの個体差ゆえか、ちょっとカタいかな? と思えたものだが、今回は走り出すと以前より随分と滑らかでしなやかな乗り味を伝えた。
とはいえGT-Sだけにビルシュタイン社製ショックアブソーバーや18インチサイズのタイヤ&アルミホイールを備えるため、単に滑らかなのではなく走り味にはスポーティな張りを伴う。大きな段差を乗り越える際にはビシッと引き締まった感触を伝え、いかにもタイヤを路面へしっかりと押し付ける印象。
そうしたサスペンション設定だけに、ワインディングでコーナリングを試すと先ほどの滑らかさから一転、ピタリと路面をとらえて気持ち良い身のこなしを見せてくれた。
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