【試乗】スバル 新型 レヴォーグ[プロトタイプ] 試乗レポート/今井優杏(3/3)

【試乗】スバル 新型 レヴォーグ[プロトタイプ] 試乗レポート/今井優杏
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思わず「キャハッ☆」と声がでちゃう、1.6ターボの加速感

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そう、エクステリアと話がオーバーラップしてくる部分なのだが、1.6リッター/ 2.0リッターともに、アクセルを踏んだその踏み始めからの加速感は抜群だ。

特に1.6リッターターボの心地よさ、滑らかにぐい~んと伸びのいい途切れのなさには、思わずさらにアクセルを踏み足してオーバースピード気味&突っ込み気味にドライブしたくなるくらいの爽快さを感じることが出来る。

時速0キロからの加速では、まるで排気量が数段上のNAエンジンのようにまろやかに、速度に乗ってからはターボのパワーのふくらみを充分に楽しめる、そんな二面性をうまく併せ持っていて楽しい。

試乗当時、この1.6リッターのほうに若干アシの過敏さ、特にコツコツとお尻に感じるカタさを感じたのだが、これは市販モデルでは改善するという認識が開発陣にシェアされていたので、実際どれだけ当たりが改善されているのか、私個人もかなり楽しみにしているところだ。

2.0ターボの大パワーはオトナの余裕

スバル レヴォーグ(LEVORG) [プロトタイプ] 試乗レポート/今井優杏 8

2.0リッターに関しては、戦術の通り『ちょっとオーバースペックちゃいますん?』とビビってしまうくらいのトルク感を存分に味わえる。

アクセルペダルに足をのっけただけでするする、ちょっと踏んだらドカン!だ。しかし不思議と実重量以上の重厚感もあり、むしろこの2.0リッターは逆にゆったりと流したくなるオトナな印象。足回りもなめらかでしっとりとしていて静粛性にも優れている。

スペックをいざというとき…たとえば合流とかの再加速の際といった余裕の部分に取っておいて、普段はありあまる出力という爪を隠すのが、正しい楽しみ方かもしれない。普段から長距離をドライブされる方はコチラのほうがオススメだ。

どちらも欧州車、しかもスポーツバージョンをベンチマークにし、感覚的には200万円くらい上のクラスを目指したという自信っぷりだから、その走りの確かさは期待に値するものだと思う。

国産はライバル(ほぼ)不在ながら、輸入車では強豪揃い

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ちなみにファンの多いドライブモード『SI-DRIVE』だが、レヴォーグでは『スポーツ#(S#)』モードで8速のクロスレシオとなり、ワゴンと思えないスポーツ性能を発揮する。 どこまでも走り至上主義なのだ。そこだけは絶対にブレないんである。

そしてスバルといえば“ぶつからないクルマ”、アイサイトだが、レヴォーグには発売するそのときから最新バージョンである第三世代のそれがすでに組み込まれているのも商品として魅力的である。

実は現在、日本国内において国産車のワゴンタイプのシェアはわずか6%。しかし過去、レガシィの成功により、ワゴンファンの確固たる存在を知るスバルはその6%の中にも勝機があると判断し、5代目レガシィの巨大化で失ってしまった自社の旧知のファンを取り戻しにかかろうという目論見もあるようだ。

しかもご存知の通り、国産車ツーリングワゴンのシェアはわずかでも、今日本ではBMWの3シリーズツーリングやアウディ A3スポーツバックなど、競合にあたるセグメントの輸入ツーリングワゴンタイプが元気なのは疑いようのない事実である。

さあ国産ツーリングワゴン、輸入勢にはない『男臭い』個性的なルックスでどこまでマーケットに喰い込めるか、期待したい。

[レポート:今井優杏/Photo:茂呂幸正]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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