次期「スバル インプレッサ」は“コンセプトカー並”に格好良くなる!?[スバリストによる次期インプ予想](3/3)

次期「スバル インプレッサ」は“コンセプトカー並”に格好良くなる!?[スバリストによる次期インプ予想]
インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4) 画像ギャラリーはこちら

「SGP」による車重の軽量化に注目!

インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4)

どちらかというと守旧派に属する筆者としても、コンパクトボディで長年慣れ親しんだインプレッサが、日本市場で受け入れられやすい「5ナンバー枠」からさらに遠のいてしまうことに寂しさを禁じえませんが、そこを我々日本のユーザーが受け入れられるか否かは、スバル入魂の新設計プラットフォーム「SGP(Subaru Global Platform)」の出来次第です。

次期型インプレッサから採用される「SGP」は、現状のプラットフォームでも世界ナンバーワンを勝ち取っている衝突安全性能にさらなる磨きがかけられ、軽量・高剛性化による「1クラス上の動的質感」や、「新サスペンション・ジオメトリーによる高い運動性能(俊敏性・安定性・危険回避性能)」が得られるということなので、ボディ全幅の大幅拡大も納得の甘美な乗り味が与えられることを期待します。

スバルはこれまでも、4~5代目レガシィなどで「ボディサイズは拡大しても重量は大幅に軽量化」を実現し続けてきた実績があるので、車重がどれほどの数値になるのか大いに注目です。

エンジンはWRXなどとの差別化から「エコ路線」踏襲か

スバルは、2015年5月に発表した新中期経営ビジョン「際立とう2020」の中で「全車直噴化に刷新」と表明したので、次期型インプレッサではNAの直噴エンジンが搭載されることが予想されます。

同じ直噴NAでもBRZに積まれる高回転高出力型のFA20とは異なり、基本的にはエコ性能重視タイプとし、現状のラインナップの課題でもある燃費性能を大幅に引き上げてくるでしょう。

排気量のラインナップなどは不明ですが、当面の最小エンジンは現状と同じ1.6リッターになるようです。将来的には、1.6リッターよりも小さいダウンサイジング化を図ったユニットが追加されると予想できますが、現状ではレヴォーグにしか積まれていない直噴ターボのFB16DITをさらにエコ性能に振った仕様など、エンジンのラインナップは多彩化するのではないでしょうか。

ライターのマリオ高野氏の愛車 インプレッサG4のマニュアルトランスミッション

現行型のインプレッサスポーツ/G4は熟成を極め、最新型では操縦安定性のレベルが極めて高くなったことから、高出力なエンジンを搭載したスポーツグレードの追加を待望する声も少なくありませんが、レヴォーグやWRX系との差別化のためにも、次期型インプレッサスポーツ/G4のパワートレーンはエコ路線を踏襲すると思われます。

トランスミッションについては、CVTのリニアトロニックのさらなる効率化が予想されますが、MTも引き続き開発されている気配にて、おそらくMTがカタログ落ちすることはないとみています。

マツダ アテンザセダン XD L-pkg 4WD 6AT

駆動システムについては、最近になってマツダがi-ACTIV AWDで電子制御の緻密化に力を入れたり、プリウスが電気モーター四駆グレードを追加するなど、各社とも四駆シェアの拡大をはかる動きが活発化しているので、スバルとしても次世代モデルで持ち前のAWD性能をさらにアップ、もしくは性能の高さをわかりやすく訴求する何らかの対策が求められます。

また、アイサイトを中心とした運転支援システム関連についても、同様の機能を持つシステムの普及が進んでいるので、競合に一歩先んじた技術の投入や進化熟成がはかられるでしょう。

なお、現行モデルは2015年の10月に待望の1.6リッター車のアイサイト装備グレードが追加されたこともあり、インプレッサシリーズの11月の販売台数は前年同月比で150%以上の伸びをみせましたが、2リッター車もこれまでと同じように売れているとのことで、「1.6リッター車が2リッター車を食う」的な現象は見られない様子。

この実績により、次期型では比較的早い時期から1.6リッター車にもアイサイト装備グレードが用意されやすくなったと思われます。

性能や機能面もさることながら、これまでアイサイト装着グレード拡大の最大の障壁となっていた「グレードや仕様ごとの開発速度」が向上されることも期待します。

次期型インプレッサは、歴代スバル車のモデルチェンジの中でも特に重要な入魂度の高い渾身モデルとして世に送り出されるので、その詳細が明らかになるのが楽しみです。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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