日本版コンシューマレポート-スバル ルクラ ユーザー試乗レビュー-(2/7)

日本版コンシューマレポート-スバル ルクラ ユーザー試乗レビュー-
ダイハツ タントエグゼ 画像ギャラリーはこちら

知っていますか?「ルクラ」は「タントエグゼ」のOEMです

データ解析を始める前に、まず知って頂かなければならないことがある。

それは「ルクラ」の素性だ。

「ルクラ」は、ダイハツ「タントエグゼ」のOEMだ。 OEMとは、オリジナル・イクイップメント・マニュファクチャリングの頭文字。日本語では「相手先ブランド製造」と略す。これは、ベースの車両を共通化して初期投下/製造コストを下げる経営手法だ。

ダイハツ タントエグゼ

「タント」は2009年12月に、「タントカスタム」を含めた車両各部の改良を行い、同時に「タントエグゼ」を導入した。そのタイミングで、スバルへのOEMも始まった。

「ルクラ」の場合、スバルの商品企画部が「タントエグゼ」をベースとした「スバル化」を考案。シャーシ、エンジン、CVTなど「タントエグゼ」そのものであり、「スバル化」は内外装の一部変更だ。

「ルクラ」の製造地はスバルの本拠地・群馬県太田市ではなく、ダイハツの九州工場である。

ようするに「ルクラ・タントエグゼ」は、「ノア・ヴォクシー」、「アルファード・ヴェルファイア」などと同じ「兄弟車」というイメージだ。

こうした、スバルとダイハツの関係は、スバル・トヨタ間の技術提携が表面化したものだ。

スバルは2008年4月10日、トヨタとの業務提携発表のなかで、軽自動車製造からの撤退を表明した。スバル「360」から培われてきた、スバル軽自動車の独自開発の歴史に幕が下りたのだ。

そして誕生した「ルクラ」。さらには、ダイハツ「ミラ」のOEMである「プレオ」。こうしたスバルの「歴史的転換」をユーザーはどう捉えているのか?

以上のように、「事情を知らない」ユーザーが過半数に上った。また「知らなかった人が事情を知ることで」、「ルクラ」に対する考え方も変わった人も多かった。

次ページから、本連載の通常型として、エクステリア、インテリア、走り、という順でご紹介する。

そのユーザーコメントのなかで「OEMの事情を知らない」と思われるものが数多い。こうした「ルクラ」にまつわる事情をご理解頂いた上で、データの検証を先に進ませて頂く。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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