スバル レガシィツーリングワゴン グレード比較(3/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:富士重工業株式会社
2.5GT/2.5GT Lパッケージ/2.5GT Sパッケージ/2.5GT SIクルーズ
210kWのパワフルなエンジンを搭載したツーリングワゴンの2.5GT系も、2.5i系に対してボディ代で15万7500円ほど高くなっている。
厳密に言うと、SIクルーズだけはリヤ間欠ワイパーが標準かオプションかという細かな違いがあるため、B4とツーリングワゴンは14万1750円の価格差となるが、実質的に15万円+消費税の差であるのは変わらない。
ベースグレード2.5GTは300万円を切る価格を設定するために用意されたグレードというイメージで、運転席パワーシートが設定されないなど、装備がかなり貧弱になる。
価格重視で選ぶのが間違いであるとまでは言わないが、より満足度の高い上級グレードを選んだほうが長く乗ることができる。ベースの2.5GTはお勧めグレードにはできない。Lパッケージには運転席10ウェイ、助手席8ウェイパワーシートなど、快適性を重視した装備になっている。
スポーティなエンジンを搭載したモデルであっても快適なクルマに乗りたいという人にお勧めだ。
Sパッケージは専用の外観やビルシュタインのダンパーなど、走りのための装備や仕様がいろいろと用意されている。スポーティな走りを重視するならこのグレードを選ぶと良い。走りと使い勝手の両立というツーリングワゴンが作ってきた歴史をしっかり継承するのがこのグレードであり、ある意味で最もレガシィらしいともいえるのがSパッケージだ。
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