スバル レガシィツーリングワゴン&B4 新型車徹底解説(5/6)
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電磁式フォールディングを採用しワゴンユーティリティを向上
もともと、レガシィのツーリングワゴンはワゴン専用ボディということでデビューし、それを現在まで貫いている。専用ボディと言ってももちろんセダンとの共通性は多数ある。しかし、平成元年の初期型デビュー当時は多くのクルマがセダン、ワゴン、商用バンの3車形を作っていた。つまり、ワゴンとバンを非常に近しい関係にしていたのだ。しかし、レガシィは商用バンを設定することなく、ワゴンのみを作った。これがレガシィツーリングワゴンのユーテリティの高さと成功の秘密だ。
新型のレガシィツーリングワゴン(写真左)もたっぷりとした容積のラゲッジルームを持つ。先代モデルから採用されたリヤのマルチリンクサスペンションのおかげで、ホイールハウスの張り出しは最小限に抑えられ、使いやすいフロア形状を実現している。今回の新型で注目なのが、電磁式のリヤシートフォールディング装置。ラゲッジルーム内に設けられたスイッチを操作することで、リヤシートバックが前倒しになり1アクションでフラットにスペースアップが可能となっている。
セダン(写真右)も、十分な容量のトランクを確保。ワゴン同様にマルチリンク式リヤサスペンションを採用するので、タイヤハウスの処理も上手だ。アームレストスルー機構も持ち、長尺物の搭載も可能となっている。
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