日本版コンシューマレポート-スバル レガシィ ユーザー試乗レビュー-(3/6)

日本版コンシューマレポート-スバル レガシィ ユーザー試乗レビュー-
米国テキサス州内のスバルティーラー 米国テキサス州内のスバルティーラー 2009年 北米国際自動車ショーで発表された「レガシィコンセプト」 画像ギャラリーはこちら

レガシィのユーザー評価・レビュー/エクステリア

前頁で見てきた通り、ユーザーの「レガシィの進化」の評価は、概ね良好だ。

だが、エクステリア自体の評価については、コメント(当ページ下部)では賛否両論の結果となった。

論点はやはり「大柄化」だ。

実寸でみると、ツーリングワゴンでは、全長x全幅x全高=4,775x1,780x1,535(mm)、ホイールベースが2,750mm。これは前モデルと比較して、全長+95mm、全幅+50mm、全高+65mm、ホイールベース+80mmと、かなり大きい。

だが、デザインイメージ(全世代)のデータでは、「大きい」26.7%、「大き過ぎる」6.7%に止まり、「ちょうど良い」が40.0%にも達した。これもユーザーの「レガシィの進化」に対する容認の現れだ。

そして評価の高い順で並べると、「上質」73.3%、「男向き」56.7%、「顔がデカイ」43.3%と続いた。

これはまさに、スバルのデザイン本部が目指した結果だ。

2009年 北米国際自動車ショーで発表された「レガシィコンセプト」

筆者は2009年1月、北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)で、4ドアセダンの「レガシィコンセプト」発表に立ち会った。そして、スバル商品企画本部・デザイン部長、難波治氏から「新型レガシィに込めた思い」を聞いた。

同氏の口から出た言葉は「存在感」。

世界市場で戦う「レガシィ」が、どんな相手と隣り合わせになっても、圧倒的な存在感を放てるよう、強靭な肉体美を与えたのだ。しかも、これまでレガシィが培ってきたスポーティ性や信頼性を、より躍動的に表現した。

結果として、「高級/上質」「男性的なイメージ」「顔はデカイ」となった。そう、上記のユーザーデータと見事に一致しているのだ。

また、ユーザーデータではやはり「アメ車っぽさ」の指摘が高かった。過去の本連載のなかで、「アメ車っぽい」の数値が「日本車っぽい」「欧州車っぽい」を超えたことは一度もなかった。

レガシィのエクステリアに関するコメント

・スバル車っぽくかっこいい (シモムラさん 福井県)

・フロント周りがかっこいいと思う。スポーツタイプよりはノーマルの方が好み (ボン太さん 鹿児島県)

・サイドデザインがきれいな車だと思います (nqi11455さん 群馬県)

・ボンネットの厚みが少し気になりました。ヘッドライト、Fグリルのデザインはとても気に入りました (バンさん 埼玉県)

・フロントがカー雑誌の予想より平凡でカッコ悪くなっていたのでちょっとがっかりした (はるさん 福岡県)

・アウトバックらしさという点で、前のモデルのようにフェンダーが樹脂の方がカッコよかった (のりぼうさん 兵庫県)

・全体としては ボテッとした固まり感が気に入っている。できればボンネットのボリュームを落とした感じが好ましい (いわてさん 岩手県)

・車高を上げたアウトバックは全高が1605mmもあり、立派なアメリカンなワゴンに見えます (pontaさん 奈良県)

・車幅が大きくなったせいなのか、フロントが間延びした感じになりました。デザインは先代の方が、自分は好みです (ヒロムさん 愛知県)

・自分の好みとしてはコンパクトカーの方が好きでよく探していたが、家族の勧めでレガシィも見てみたところ、やはり印象が全く違い、自分にとっては大きいかな、と感じた。しかし、さすがに高級感があり、コンパクトカーのスタイリッシュな感じとはまた違う、上質でバランスのとれた車という印象だった (ヨシさん 青森県)

・レガシーらしさがかなり出ている、ゆったりとした感じがいい (フクトミさん 鳥取県)

・以前ニッサンのブルバードワゴンSSSに乗っていましたが それよりも室内が広くて静かでした (ヤマグチさん 大阪府)

・大きくなったのは良いが、不格好 (ナナさん 山形県)

・スバルらしい、どこにも似ていないデザインです (ゆかうさぎ9さん 大阪府)

・私はB4の試乗を致しました。外観は世間体で言われている様にリアのデザインは、レクサスのデザインに似ています。デザインは悪くはありませんが、テールランプはLED仕様ではないのでちょっと古い感じがしました。試乗をした結果は思った通りスバル車らしい走りをしてくれます。その時にあった走りをしてくれるので乗り易い車だと思います (イシトさん 千葉県)

・精悍さを感じる (レオゴンさん 大阪府)

・最低地上高も高く、ボディサイズも北米使用と同じになったためか、実車を見た時の印象としては、かなりの存在感を強く感じました☆また、私個人としては、フロントグリルや前後のバンパーのデザインが高さ方向に厚みを増して、ワゴンとは異なるデザインになったところも気に入っちゃいました♪ (ネコちゃんさん 福岡県)

・前のバージョンより丸みを帯びた感じを受けた (ツツミさん 東京都)

・かっこいい・・・けどちょっとかわいい? (とっち☆さん 滋賀県)

・旧型に比べシャープな印象を受けた (プライスさん 秋田県)

・フロントのデザインがスタイリッシュでかっこいい。また、今回試乗した車の色が濃い色だったので、高級感のある外観になっていました (ニックさん 千葉県)

・みてて気持ちよかった (マツダさん 埼玉県)

・普通っぽい (孤独なドラマーさん 岡山県)

・個人的には、Mark-Xに似た印象を受けました (キスケさん 愛知県)

・大きすぎる感じ。また、スタイリッシュとは思えなかった。アメ車の感じ (クワノさん 富山県)

・クラウンに似たフロントではあるが、クラウンほど精悍な印象になっておらず、どこか野暮ったい (ヒガシタニさん 福井県)

・サイドの流動性・精悍さが足らない (イシワタさん 千葉県)

・斬新なデザインです (ヤナギハラさん 北海道)

・シャープで高級感がある (カワセさん 福井県)

・フルモデルチェンジによって、若干スマートさが無くなったが、高級感と重厚感を感じられるデザインだと思う (シまさん 愛媛県)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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