レガシィ試乗レポート DRIVES with OUTBACK(1/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村栄二
ひとときのモダン・タイムス
清里高原に着いた僕らは、白樺の森林道を散歩しながらマイナスイオンをたっぷりと浴びた後、アルプス山岳地帯の建物を思わせる一軒のレストランでランチをすることに。
その店の名前は「ROCK」。ドイツビールと清里高原地ビールが評判の、いわゆるパブレストランだ。
お酒は飲むことはできないが、少しでもドイツの雰囲気を味わおうと、テラス席で大きなウィンナーが載ったおすすめのビーフカレー、それと定番のジャーマンポテトを注文してみた。評判通り継ぎ足しで作られているビーフカレーは確かに絶品だ。
初夏の太陽が降り注ぐ爽やかな空気の下、ランチを楽しんだ僕らは、今度は併設されている「萌木の村」を散策。
スコットランドの田舎町を思わせる広い庭園には、小さなカフェや雑貨屋、洋服屋が点在する。
そして敷地のはずれにあるノスタルジックなオルゴール博物館「HALL of HALLs」を覗いてみることに。
クラシックなオルゴールがずらりと並ぶ館内で一際目を引く存在が、1900年のパリ万国博覧会に出品したといわれる、巨大装飾のオルガン「リモネール1900」。110年前と変わらぬ音色は、なんともいえない時間のトンネルを遡っていくような、そんな不思議な感覚を憶える。
まるで、チャップリンの映画「モダン・タイムス」を観ているかのようだ。
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