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試乗レポート 2014/12/31 13:36

スバル レガシィB4&アウトバック ~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~

スバル レガシィB4&アウトバック ~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~

スバルのシンボルとしてあり続ける

25年の歳月はレガシィの有り様を大きく変えた。6代目レガシィに用意されたのはセダンの「B4」とクロスオーバーSUVの「アウトバック」のみ。日本を代表するステーションワゴンとして長く君臨してきた「ツーリングワゴン」はついにカタログから落ちた。

背景にあるのは北米マーケットの事情だ。北米ではワゴン人気が低迷し、ツーリングワゴンを発売しても売れる見込みが立たない。ならばレガシィはB4とアウトバックの2モデルに絞り、ワゴン人気の高い日本用にひとまわり小さいレヴォーグを投入する。これがスバルの戦略だ。

スバル レガシィ アウトバック
スバル レガシィ アウトバック

事実、B4もアウトバックも先代よりさらにボディを大型化し、北米市場重視の姿勢を強めてきた。B4の場合、全長は50㎜長く、全幅は60㎜も拡がった。興味深いのは、サイズ拡大をデザインへと優先的に配分している点だ。

グッと張り出したフェンダーや立体感を強めたボディサイドのプレスラインは新型レガシィにいきいきとした躍動感と上質感を与えた。レヴォーグやWRXと 比べると間違いなく1クラス上のクルマに見えるし、室内、とくに肘や肩周りの余裕も大きい。その一方で、狭い道でのすれ違いで効いてくるミ ラーtoミラーは18㎜しか増えていないから、狭い道での取り回しは意外に悪くない。

走りはとてもスバルらしい。3.6リッター水平対向6気筒がカタログから落ちた(日本ではほとんど売れな かったという)のは残念だが、パーツの約80%を新設計した2.5リッター水平対向4気筒がなかなかいい味を出している。

最高出力はレヴォーグの1.6リッターターボとほぼ同じだが、静かだし、下から上まで素直なトルク特性をもっているため、リラックスした気分で運転していられる。足回りもレヴォーグやWRXよりソフトな味付けだが、だからといって決して頼りない印象はない。

B4、アウトバックともに、スバルらしい安心感を上質感とともに味わえるモデルとして要注目だ。

スバル レガシィB4・アウトバック

B4、アウトバック共に、スバル伝統の水平対向4 気筒エンジンを搭載。ブラック塗装+切削