スバル レガシィ 3.0R 新型車徹底解説
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最新フラット6がゆとりの走りを魅せる
今年6月にフルモデルチェンジし、総合的な性能に磨きがかかったレガシィに、早くも追加モデルが登場。それがこのレガシィ3.0Rだ。
3.0Rという名前からも想像できるように、このモデルは新たに開発された3Lの水平対向6気筒NA、ボクサー"H6"エンジンを積んだもので、通常グレードのレガシィよりもワンクラス上のセダンということになる。これまでスバルのウィークポイントとなっていたアッパーミドルクラスセダンのセグメントを狙う車種であり、この3.0Rの登場により、スバルのセダンがフルラインアップされたというわけだ。もちろんセダンタイプのB4だけでなく、ツーリングワゴンも同時発表となるので、より上質な走りと質感を求めるユーザーへのニーズに応えた形となった。
ルックスは基本的にはフルモデルチェンジ後のB4/ツーリングワゴンと共通するところが多いが、各部にクロームパーツを配することで、さらなる質感を高めている。グリルのトリミング、サイドシルのクロームモールなどが3.0R専用の装備だ。インテリアでは専用オプションのアイボリーレザーセレクションを設定している。
いちばん気になる部分のエンジンは、NAらしいリニアなパワーフィールと質感の高い回転フィーリングに磨きをかけた。3LNAのエンジンはこれまではSUVスタイルのランカスターに搭載され、高い評価を得ていたが、今回はそこから第2世代への進化とも言うべき大規模な開発を実行。約80%ものパーツを新設計とし、大幅な軽量化と出力アップ、燃費や環境への対応まで実現させているのだ。
ツーリングワゴンでは、ドライバーの認知・判断をアシストするADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)を搭載するグレードを用意。前方の道路状況を認識するステレオカメラとミリ波レーダーにより、状況に応じて車間距離警報、車線逸脱警報、ふらつき警報などを発するというシステムだ。これにより快適で疲れの少ない走行を可能にしている。
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