スバル 新型(6代目)レガシィB4・レガシィアウトバック 新型車解説/渡辺陽一郎(1/2)

スバル 新型(6代目)レガシィB4・レガシィアウトバック 新型車解説/渡辺陽一郎
(左)スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィB4 (左)スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィB4 (左)スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 スバル 新型レガシィB4 画像ギャラリーはこちら

ツーリングワゴンが廃止となってから初のフルモデルチェンジを果たしたレガシィ

クルマ好きの間で人気の高い日本車はいろいろあるが、幅広いユーザー層に受けているのが「スバル レガシィ」だろう。運転して楽しいスバル車でありながら、居住空間や荷室も広く実用的だ。ファミリーカーとしても使いやすく、人気を高めた。

スバル車に採用される水平対向エンジンとシンメトリカルAWD(4WD)は、今では当たり前の技術になったが、1989年に初代レガシィが登場した頃は新鮮だった。

今でいえばハイブリッドやクリーンディーゼルターボに似たイメージで、「水平対向エンジンと4WDがあるからレガシィを選ぶ」ユーザーも多かった。その後の歩みにも主張が感じられ、スバルでは「水平対向エンジン」と「4WD」を一貫して採用し続けている。ボディサイズも、1998年に登場した3代目レガシィまでは5ナンバー車を守っている(ランカスター:アウトバックを除く)。

3代目までは日本市場を重視したクルマ造りがなされていた

スバル 3代目レガシィイメージスバル 4代目レガシィイメージ

ちなみに1989年に自動車税制が改訂された後、他メーカーのミドルサイズカーは次々と3ナンバー車になって売れ行きを下げていった。単にサイズを拡大しただけでなく、海外向けに開発したクルマを少し手直しして日本に投入したので、共感を得られなかった。

その点、スバルは少なくとも3代目レガシィまでは他メーカーに同調せず、日本市場を重視したクルマ造りで厚い支持を得ていた。

それが2003年に登場した4代目レガシィでは全車のボディがワイドな3ナンバーサイズになり、2009年の5代目(先代型)レガシィは、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)が80mm、全長は95mm、全幅は50mm拡大されて、さらに大柄になった。

2014年に入ると、レガシィの主力だったツーリングワゴンは廃止されて「レヴォーグ」に発展している。

(左)スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィB4

そして2014年10月24日、レガシィが6代目にフルモデルチェンジされた。前述のようにツーリングワゴンがレヴォーグに発展したため、新型レガシィはSUV感覚の「アウトバック」とセダンの「B4」のみとなった。

新型レガシィの外観は、両タイプとも存在感を強めている。

スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバックスバル 新型レガシィB4

アウトバックは従来型以上にSUVらしさを強めた。ただしボディサイズは全長が4,815mm、全幅が1,840mmだから、先代型と比較して25mm長く、20mmワイドになった程度だ。ホイールベースは2,745mm、最低地上高は200mmで、この数値も同じになる。

一方、B4は全幅が60mm拡大されて、アウトバックと同じ1,840mmになった。従来型はアウトバックだけがワイドボディだったが、新型はB4も共通化されている。全長は4,795mmで、先代B4に比べると50mm伸びた。

ホイールベースは同じだ。全高はアウトバックが1,605mm、B4は1,500mmだからこれも先代型と同程度。それでもB4の全高はセダンでは高めで、後席を含めて居住性に余裕がある。このあたりは先代型から受け継いだメリットだ。

内装はインパネ周辺の見栄えが一新され、水平基調のシンプルなデザインになっている。ソフトパッドを多用して質感も高めた。

スバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバックスバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバックスバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバックスバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバックスバル 新型レガシィアウトバック/(右)スバル 新型レガシィアウトバック
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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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