スバル トレジア 新車発表会速報

国内市場はエコカー補助金終了以降なかなか軌道に乗らない感があるが、そんな中でも低燃費で室内空間が広いコンパクトカーの市場はそれほど落ちていない。

そこでミニバンや上級セダンクラスからのダウンサイジング層に支持されやすいコンパクトカーにスバルが29日、新しいコンパクトカー「トレジア」を投入した。

このネーミングは英語の「Treasure（トレジャー）」の造語で貴重でかけがえのない体験の集まりを意味している。発表会場ではトレジアのCM風演出で会場を盛り上げた。

内容は80年代に大ヒットした映画「トップガン」の世界観を再現。

「トップガン」のテーマ「Danger Zone」が流れると、会場中央に用意された滑走路に、マーシャラー（誘導員）に扮した外国人クルーがトレジアを誘導するというもの。実際のCMの内容はというと、会場で再現された演出そのものに近い。

飛行場から飛び立つトムキャットの代わりがトレジアというパロディCMではあるが、トム・クルーズ役に扮した人気俳優の玉山鉄二さんがパイロット？になりきり、このトレジアの疾走感をしっかり演出したものとなっている。

さて、このトレジアは、先週発表されたトヨタ・ラクティスのOEM車となるが、フロントはまさにスバル顔。フェンダーから前はすべてトレジア専用に作られている。

搭載エンジンは1.3リッターと1.5リッターの2機種。

1.5リッター車にはAWDモデルも用意され、好みに合わせて選択できる。また、2WDモデルなら、排気量に関わらず10.15モード燃費で20.0km/Lという低燃費も実現。

エコでありながら、欧州でも販売されるということで、走りも重視されたトレジアは、スバルのアイデンティティが十分備わったコンパクトカーなのは間違いない。

価格は142万8,000円～197万9,250円（税込）。

トレジアのキャッチコピーは「こいつとなら、とべる。」

ぜひ、お近くのディーラーに足を運んでいただき、こいつと飛んでみてください。（笑）