スバルの人気SUVがEyeSightなど充実でさらに魅力的に！「XV」試乗レポート(2/3)

EyeSightの新旧バージョン混在にご注意を

またXVとインプレッサスポーツのEyeSight（アイサイト）は、ノーマルエンジン搭載車は「ver.3」に進化したがハイブリッドは「ver.2」だ。車種によって機能に差があるから、スバル車を選ぶ時は注意したい。

XVのアドバンスドセーフティパッケージは、ディスチャージヘッドランプなどとセットオプションだが、単品価格を割り出すと5万4000円。機能を考えれば妥当だろう。もっとも高機能なフォレスターも同額だから、XVは少し差を付けられた。

ほかの改良点としては、フロントマスクが少しシャープなデザインになり、アルミホイールの造形も変更を受けた。そして従来はオプションであったサイド＆カーテンエアバッグが標準装着になっている。

スバルではもはや必須装備ともいえる「EyeSight」搭載グレードの増加

今回試乗した「XV 2.0i-L EyeSight」の価格は259万2,000円で、変更に伴う価格アップは3万2,400円。サイド＆カーテンエアバッグの相場は5～6万円だから、割安に標準装着されたことになる。

グレード構成も変更された。以前はXV、XVハイブリッドともに、2.0i／2.0i-L／2.0i-L EyeSightという構成だった。これが改良後は2.0i／2.0i EyeSight／2.0i-L EyeSightになっている。今のスバル車を選ぶなら、多くのユーザーにとってEyeSightは必須の装備だから、需要に沿った変更だ。

ノーマルエンジンを積んだXVでは、2.0i EyeSightと2.0i-L EyeSightの価格差は19万4,400円。この内、ディスチャージヘッドランプとクリアビューパックは、2.0i EyeSightにも8万6,400円でオプション装着できる。

なので運転席＆助手席パワーシートなどが欲しい場合のみ、前述のオプション装着よりも10万8,000円高い2.0i-L EyeSightを選べば良い。