新世代プラットフォーム「SGP」を採用した次期インプレッサの中身は「正常進化の模範例」!?[スバリストによるマニアック解説](4/4)

  • 筆者: マリオ 高野
  • カメラマン:小林岳夫/富士重工業株式会社
新世代プラットフォーム「SGP」を採用した次期インプレッサの中身は「正常進化の模範例」!?[スバリストによるマニアック解説]
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中島飛行機時代から続く、何よりも視界を大事にする設計思想の揺るぎなさ

スバル 次期インプレッサとスバル商品企画本部 デザイン部 部長 石井守氏

現行型でも世界一のレベルにある視界の良さはしっかり継承されつつ、ワイドになった分だけ開放感が増し、少し格好良くなったドアミラーと三角窓まわりの視認性も完璧。予想通り、これなら運転中に全幅の広さが気になることはないでしょう。

スバルデザイン部の石井部長はデザインの人なのに「有効視野角は絶対に崩してはいけない」と力説。99年前に創立した中島飛行機時代から続く、何よりも視界を大事にする設計思想の揺るぎなさにあらためて感動しました。

スバル 次期インプレッサ

お披露目車は中間的なスポーツグレードですが、シートは掛け心地、表皮の手触り、各部のコシとアンコの詰まり具合ともにレガシィ級。

室内においては、個人的には視界の良さと心地よい空間作りの秀逸さに唸らされました。

パワーウインドウのスイッチの感触も上質感を増していますが、北米仕様のスポーツグレードでもオート式なのはフロントドアのみであったのはやや残念な部分です。日本仕様ではどうなるのでしょうか。

正常進化の模範例

スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)スバル 次期インプレッサ(ニューヨーク国際オートショー2016)

後席については広さ自体は申し分ないものの、Cピラーの角度が寝ているため、ドア側の頭まわりの空間が少し狭くなっています。

乗降時にも頭まわりが少し気になりますが、このクーペ的なフォルムが得られると思えば許容できる範囲。ボディ全高は10mmダウンしていますが、後席でも真上方向の頭上空間は十分に確保されていました。前後とも乗員のヒップポイントが10mmダウンしていることも効いてるのでしょう。

トランクを開けると、開口部のスクエア度が増しているのが印象的。ゴルフバッグの積み下ろしはかなりやりやすいはず。

余計な張り出しも最小限で、新型でも居住空間と荷室空間のパッケージングはほぼ完璧。「正常進化の模範例」としてセダンの教科書に載せたくなる出来です。

スバル 次期インプレッサとマリオ高野氏

このように、若干気になる部分はあれど、内外装のデザインや質感、パッケージングについては、ほぼすべてが期待通りであることが確認できました。

あとは、ミッションや駆動系といった機関系の進化度や、車重や価格設定がどうなるかで、個人的には「即時購入(したくなる)」か、「改良・発展待ち」かが決まります(笑)

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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