次期「スバル インプレッサ」は“コンセプトカー並”に格好良くなる!?[スバリストによる次期インプ予想](2/3)

次期「スバル インプレッサ」は“コンセプトカー並”に格好良くなる!?[スバリストによる次期インプ予想]
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成功を収めた4代目の弱点を、次期インプレッサで克服

スバル 4代目「インプレッサ スポーツ(5ドアハッチバック)」(左)と「インプレッサ G4(4ドアセダン)」(右)

2011年に登場(国内市場では年末から発売)した現行型の4代目インプレッサは、2013年には年間の販売台数が5万8,243台(販売ランキング11位)となり、歴代インプレッサの販売記録を大幅に更新

同年の1.6~2.0リッターのワゴンタイプの販売台数がクラスナンバーワン(日本自動車販売協会連合会調べ)となるなど、スバル車史上屈指の大成功モデルとなりました。

比較的コンパクト&廉価でありながら、クラスの基準を超えた走行性能や安全性の高さ、そして秀逸なパッケージングなど、性能面ではデビューから5年目を迎えた今も大いに魅力的なクルマですが、内外装の質感やデザイン力においては競合他車の中で強い訴求力を発揮しずらくなってきたので、次期型インプレッサでこの部分をイッキに挽回することを狙います。

猛烈に気になる「全幅」の大幅な拡大

インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4)インプレッサ セダンコンセプト(次期インプレッサG4)

デザインは良しとしても、インプレッサの車格からして猛烈に気になるのが「ボディサイズ」です。

コンセプトカーのボディ寸法は、5ドアハッチバックも4ドアセダンも全長は現行型より20~30mm短く、全高も少し低くなっておりますが、1,880mmもある全幅の数値が一部で物議を醸しました

さすがにレガシィをも大きく超える1,880mmという数値は派手目なショー展示車用のものでしょうが、このセクシーなフォルムを実現するためにボディのワイド化は絶対不可避と思われるので、全幅が大幅に拡大されるのは間違いないでしょう

インプレッサの全幅が1,800mm級になるというと、守旧派スバリストから「肥大化」「日本市場軽視」などと糾弾されるレベルの拡大です。

次期インプが革新を遂げるなら、全幅拡大もやむなし!

現行型インプレッサは、ホイールベースの延長やAピラーの根元を前にするなどして、旧型と同じボディ寸法をキープして室内空間を広げた手法が高く評価され、国内市場でのヒットにつながったことを思えば、全幅の大幅な拡大を良しとしない意見も理解できます。

2016年は北米での現地生産能力を倍増する予定なので、北米で販売するインプレッサはワイドボディ、群馬で生産する国内向けインプレッサはナローボディと作り分けるのでは?などという憶測も流れましたが、デザイン性や効率化面からしてそれはないでしょう。

スバルとしても、全幅を拡大した5代目レガシィで国内ユーザーから批判の声が噴出したことはまだ記憶に新しいところでしょうから、無難にキープコンセプトでいくなら、全幅の拡大は最小限に抑えたかも知れません。しかし、全幅の大幅拡張なくしてこのダイナミックなデザインや新世代の動的質感を実現できないとすると、全幅拡大もやむなしとの英断を下したのでしょう。

富士重工業株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 吉永 泰之氏

吉永社長も「守りに入らず攻めていけ!」と、チャレンジングな商品開発を指示されているとのことなので、次期型インプレッサは、大成功を収めた現行モデルから大きく踏み出した先鋭的なクルマとして誕生するはずです。

次期型インプレッサを担当したデザイナー氏は、「スバルらしさ、インプレッサらしさとは何か?」というテーマを驚くほどストイックに追求する求道者のような人でした。

新世代スバル車のデザインや走りの質、そして安全性がさらに革新されるのなら、この方向性を支持する人も多いはずでしょう。

思えば、VW ゴルフやフォード フォーカス、ボルボ V40など、競合Cセグメント車の全幅は1,800mmに達しているモデルばかりですし、国産車でもマツダ アクセラは1,795mmですから、インプレッサの全幅が1,800mmを超えたとしても、国際的には正常進化と受け取られるでしょう。

国内市場での「どうしても5ナンバークラス」という需要に対しては、今後もOEMで対応。できれば、自社開発のコンパクトカーの復活を望みたいものですが、まだ時期尚早でしょうか。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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