スバル インプレッサ WRX Sti スペックC 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
ベース車と比べ、明らかに異なるスペックCの加速力
コンパクトセダンからハッチバックに姿を変えた現行GH/GR型インプレッサ。
その登場から2年半超にして、WRX STIの発売から2年足らず。多くのファンが待ちわびたであろうスペックCがようやく発売された。
専用ボディカラーの「サンライズイエロー」であればすぐに判別できるところだが、ベース車との外観の違いはあまり多くはない。軽量な専用18インチアルミホイール、ゴールドにペイントされたブレーキキャリパー、フォグランプレスなどが識別ポイントとなる。
しかし、見た目は大差ないものの、中身は差別化されているのが今度のスペックC。エンジンやシャシーなど走りに大きく影響する部分には、しっかり手が加えられている。
まずエンジンについて。
通常はメタルであるターボチャージャーの軸受けをボールベアリングとすることで、レスポンスを向上させ、ターボラグを極力なくしている。これにあわせて専用のECUが組み合わされている。
カタログ上のエンジンスペックはベース車と変わらないが、運転すると明らかに吹け上がりが軽くなっていて、中間加速の感覚がまるで違うことに気づく。
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