スバル インプレッサ WRX STI spec C(スペックC)4ドア 試乗レポート/マリオ高野 -WRX STIシリーズのベスト・バイ!-(2/2)

スバル インプレッサ WRX STI spec C(スペックC)4ドア 試乗レポート/マリオ高野 -WRX STIシリーズのベスト・バイ!-
スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] フロントイメージ スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] リアイメージ スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] フロントイメージ スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] リアイメージ スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] フロントビュー スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] リアビュー スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] サイドイメージ スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] STIエンブレム付メッシュタイプフロントグリル スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 大型リアスポイラー スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] ディフューザー機能付リアバンパー スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 245/40R18タイヤ&18インチ×8 1/2J 鋳造アルミホイール(ガンメタリック塗装) 画像ギャラリーはこちら

WRX STI spec Cは間違いなくインプレッサ WRX STIシリーズの「ベスト・バイ」だ!

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 走行イメージ5スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 走行イメージ10

撮影日はあいにくの豪雨にて、路面は川のようなヘビーウェット。

ガチガチに固められてほとんどロールしないようなクルマでは、たとえ四駆でも飛ばせば恐怖を覚える状況ですが、WRX STI spec Cはロールをはじめとする挙動の制御が最適化されているので、とにかくわかりやすいので心が萎えません。

WRX STI spec Cの専用タイヤ「ポテンザ RE070」が存外にウェットグリップが高かったことも相まって、土砂降りの雨の中でもアドレナリンが沸騰する快感を味わえました。

まさに「全天候型スポーツ」の本領を発揮したのです。

また、ドライ路面ではDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)をオートモードのマイナスにセットするとLSDの作動制限が弱くなり、ステアリングの応答性がアップします(ノーマルのWRX STIでも同じ)が、挙動がよりわかりやすくて楽しいWRX STI spec CではDCCDの設定によるフィーリングの変化もより大きく感じられ、街乗りでもDCCDの設定をマメに変更することが楽しくて仕方ありませんでした。

WRX STI spec Cのシャシーセッティングは、WRX STI本来の機能や美点をさらに強調してくれるのです。

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] エンジンルーム

WRX STI spec Cのエンジンは、ツインスクロールターボのタービンにボールベアリングを採用し、ECUも変更されて最大トルクがノーマル比0.8kg-mアップの43.8kg-mに。

最大トルクの発生回転領域はノーマルより1,200回転も低い3,200回転となっており、扱いやすさとS♯モードでのフル加速時の強烈さが一層増しております。

タービンのレスポンスの早さと、キィーンンンン!と響く過給サウンドの高まりにより「ノーマルとは別物エンジン」であることがすぐに実感できる点も素晴らしい!サウンド面でもアクセルを踏み倒すことが病み付きになります。

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] トランクルーム
スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] インタークーラーウォータースプレイの吹き出し口(アルミボンネット内に設置)スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] インタークーラーウォータースプレイの吹き出し口(アルミボンネット内に設置)

WRX STI spec Cの伝統的な装備であるインタークーラーウォータースプレイの効果にもあらためて感動しました。

オートモードにしていると、SIドライブのインテリジェントモードでも結構マメに作動するので、酷暑の炎天下でもパワーが熱ダレしないのです。競技における強い武器は、街乗りでも楽しさやキモチ良さを増すことを実感しました。

さらに驚くべきは、WRX STI spec Cには誰もが期待していないはずの「燃費」が悪くないという事実

カタログ的にはノーマルと同じ9.4km/L(JC08モード)ですが、高速でそれなりに加速を楽しみながら巡航しても11km/L台をキープ。街乗りでも渋滞さえなければ2ケタをキープできて感動しました。

WRX STI spec Cが軽量化したといっても、18インチ仕様車では-40kg程度(エアコンレスの17インチ仕様なら-90kg)なので、軽量化よりも中低速のトルクアップが効いているのでしょう。

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 小型バッテリー

燃料ポンプの高横G対応、パワステポンプの容量アップについては街乗りでその恩恵を実感することはありませんが、WRX STI spec Cオーナーの優越感アップには貢献します。

WRX STI spec Cのバッテリーは小型化されたものの、元々スバル車は全車寒冷地仕様で容量の大きなバッテリーが標準なので、小型化のデメリットは小さくて済みます。

氷上・雪上走行を楽しむために極寒地に出向く時に、消耗や劣化度合いを少し気にする必要があるぐらいでしょう。

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 走行イメージ11
スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] リアシートスバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] リアシート中央のヘッドレスト

インプレッサWRX STI spec Cは、4ドア、5ドアともに“街乗りでもその素性を堪能できるリアルスポーツカー”であると確信しました。

現状では、WRX STI spec CはWRX STIシリーズのベスト・バイとして強くオススメします。

今回追加されたWRX STI spec Cの4ドア、従来から用意されているWRX STI spec C 5ドアともに、17インチ仕様にもオートエアコンが装備できるようになり、リアシートの中央席にも3点式シートベルトとヘッドレストが備わったので、より硬派に決めたい人は17インチ仕様も選択肢に入れてください。

4ドアではリアウイングがなくなりますので、ヒツジ狼的な雰囲気を味わうにも最適ですね。

スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] センタータコメーター&ツイントリップメータースバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] クロスレシオ6速マニュアルトランスミッション(リバースウォーニングブザー付)スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] SIドライブスバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] アルミパッド付スポーツペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ・フットレスト)スバル インプレッサ WRX STI SpecC(スペックC)4ドアモデル[18インチタイヤ仕様] 運転席マット

スバル インプレッサ WRX STI Spec C [4ドアモデル] 価格

[4ドア・18インチモデル] 3,696,000円(税込)

[4ドア・17インチモデル] 3,328,500円(税込)

スバル インプレッサ WRX STI Spec C [4ドアモデル] 主要諸元

エンジン

2リッター水平対向4気筒DOHC 16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ(EJ20)

トランスミッション

クロスレシオ6速マニュアルトランスミッション(リバースウォーニングブザー付)

最高出力

227kW(308ps)/6,400rpm

最大トルク

430N・m(43.8kg・m)/3,200rpm

全長×全幅x全高

4,580x1,795x1,470mm

ホイールベース

2,625mm

最低地上高

150mm

車両重量

1,450kg [18インチモデル] / 1,420kg [17インチモデル]

乗車定員

5名

最小回転半径

5.5m

燃費

9.4km/L [JC08モード]

スバル インプレッサ WRX STI Spec C [4ドアモデル] 主な装備

◇AWDシステム◇

DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)方式AWD

◇足回り・メカニズム◇

ボールベアリングツインスクロールターボ/インタークーラーウォータースプレイ(オートスイッチ付・3.7リッタータンクを荷室ボード下に設置)/高G旋回対応燃料ポンプ/リヤ機械式LSD/ポテンザRE070・245/40R18 [18インチモデル] ポテンザRE070・235/45R17 [17インチモデル]/18インチ×8 1/2J 鋳造アルミホイール(ガンメタリック塗装) [18インチモデル] 17インチx8JJ 鋳造アルミホイール [17インチモデル]/brembo製17インチ対向4ポット フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(STIロゴ付、キャリパーゴールド塗装)/brembo製17インチ対向2ポット リヤベンチレーテッドディスクブレーキ(STIロゴ付、キャリパーゴールド塗装)/補剛フロントクロスメンバー/小型バッテリー/タイヤパンク修理キット

◇外装◇

アルミ製フロントフード/軽量ガラス(フロント・フロントドア・リアドア)/UVカット機能付濃色ガラス(リアドア・リアクォーターガラス)/大型リアスポイラー

◇内装◇

バケットタイプフロントシート(STI刺繍入り、赤ステッチ入り)[18インチモデル ※RECARO製はオプション] スポーティフロントシート [17インチモデル]

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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