autoc-one.jp 記事・レポート 特集 デザイナーズルーム スバル インプレッサ デザイナーインタビュー/富士重工業デザイン部シニアデザイナー 中村真一 4ページ目

デザイナーズルーム 2011/11/30 11:00

スバル インプレッサ デザイナーインタビュー/富士重工業デザイン部シニアデザイナー 中村真一(4/4)

関連: スバル インプレッサ Text: 森口 将之 Photo: オートックワン編集部
スバル インプレッサ デザイナーインタビュー/富士重工業デザイン部シニアデザイナー 中村真一

クルマは出会いや別れなど、いろいろなドラマがそこで生まれる

Designers Room スバル インプレッサ 中村真一

AO:ところで中村さんがアイデアを思い浮かべるのはどんなときなのでしょうか。

N:一番大事にしていたことは、お客さんが実際にクルマを使うシーンだと思ったので、そういう場所へはよく行きました。お客さんを見に行くような感じかもしれません。そういうシーンをイメージしながらクルマをデザインしています。あとはカメラやスマートフォンなど、違うジャンルのプロダクトもチェックします。

アイデアがひらめく時間は、運転中が多いですね。いろんなクルマに乗りながら各部の具合を感じ取っては、デザインに落とし込んできました。

Designers Room スバル インプレッサ 中村真一

AO:カーデザイナーを目指している人へアドバイスはありますか。

N:昔からカーデザインをやってみたいという思いはありましたが、大学に行っているうちに、クルマとは関係ない、色々なものに興味を持つようになってしまったんです。でもそれがよかったと思っています。そういう人間がもっとカーデザインに関わればいいと思っています。

今のお客さんはナチュラルで、普通の感覚でクルマを使っているのに、クルマがそれに追いついていない。もっとクルマは変わらなければいけないと考えています。学生さんの中には、クルマなんて興味ないという人もいるでしょう。でも男性がゾクゾクする道具感や、女性がウキウキする仕立てなども、クルマは試せます。だからこそ、そういう舞台で活躍してみてはどうかなと思います。

舞台と言えば、クルマは出会いや別れなど、いろいろなドラマがそこで生まれる場でもあります。そういう環境を作ることができることも魅力ではないでしょうか。

インタビューを終えて

Designers Room スバル インプレッサ 中村真一

新型インプレッサを精悍なエクステリアと上質なインテリアを備えてデビューした。そのデザインは旧型ともレガシィとも一線を画している。なのに正真正銘のスバルに見えるのはなぜか。

今回中村氏にインタビューして、その疑問が解けた。スバルらしく見えるように意識してデザインしていたのだ。没個性と言われることが多い国産車の中にあって、スバルはなぜ例外として認められているのか。その理由は水平対向エンジンや左右対称4WDシステムといったメカニズムだけではなかったのである。

そこには、15年間、スバルのデザインに関わった中村氏の、云わば“スバル愛”があるのかもしれない・・・。

中村真一プロフィール

1971年生。日本大学芸術学部卒。96年、富士重工業株式会社へ入社。スバル商品企画本部デザイン部へ配属。初代インプレッサ、初代フォレスター、3代目レガシィなどのエクステリアデザインを担当。5代目レガシィではインテリアを取りまとめ、4代目インプ レッサでは内外デザインの統括に従事。

筆者: 森口 将之

スバル インプレッサ 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

スバル インプレッサ の関連記事

スバル インプレッサの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

スバル インプレッサ の関連記事をもっと見る

スバル インプレッサ の関連ニュース

スバル 新車人気ランキング  集計期間:2017/5/29~2017/6/29