竹岡圭のモンゴルラリー2009 参戦記 Vol.3(2/4)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:原田淳
竹岡圭のモンゴルラリー2009 参戦記 Vol.3
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竹岡圭のモンゴルラリー2009 参戦記 7日目 その2

CPも時間内に無事通過し、リエゾンを経てそのまま2本目のSSに突入。今度は私の大嫌いなロックセクションが待ち受けます。

先日のロックセクションもそうでしたが、ここもまた石器時代のナイフだらけ。さらに動物の骨が削られて、長い針のようになったものがタイヤに突き刺さるのです。そしてご想像の通りパンク!リエゾン区間はかなり注意しながら、時速約20km/h程度で走行していたのですが、それでもパンクしてしまうようなところなので、もう手も足も出ません・・・。

その後のコースもず~っとロックセクションが続き、ナント!合計4本パンクしてしまいました。4本?!そう、予備のタイヤは2本だけしか積んでいないはずじゃなかったっけ?と、お思いになった方もいらっしゃることでしょう。その通り、予備タイヤは2本だけです。

実はですね、3本目のパンクは修理してもらったんですよ!トレッド面に長い針のようになった動物の骨が刺さっていただけなので、これなら自分たちが搭載している修理キットでなんとかなるかな?と思ったのですが、よく見たら中に入れたチューブにまで骨が貫通していたのです。

日本を発つときはチューブのことはまったく想定外だったので、途方にくれそうになった瞬間、ちょうど偶然地元のモンゴルの方がクルマで通りかかったのです。モンゴルの方は本当に優しいんですよね。どうやらクルマの故障らしいと思ったのでしょう、クルマを止めて降りてきて、ちょっと見せてみろとばかりに私たちを押しのけると、あれよあれよと言う間にみんなで修理してくださったんです!

通り掛かったモンゴルのミニバンには、男性3名、女性5名、子供5名といったい何人乗り!?というくらい人が乗っていたのですが、そのおかげであっという間に修理は完了。

実はモンゴルの道はあまりよくないので、モンゴルの方もしょっちゅうパンクに見舞われるらしく、修理キットを搭載して走っている方が多いんですって。しかも、チューブレスじゃもたないので、みなさん4本ともチューブ入りにして走ってるんだそうです。

「今度来るときは予備のチューブを持って来なさいよ」というようなアドバイスを受け(たぶん)、快く送り出してくださいました。もちろん、大相撲カードや大相撲手ぬぐい、お菓子などをたくさんプレゼントさせていただきました。いやぁ、本当に感謝感謝です。

4輪駆動のフォレスターが、ついに1輪駆動に!!

モンゴルラリー 7日目
モンゴルラリー 7日目モンゴルラリー 7日目

ところが、またまた悲劇は起こりました。間もなくしてこの修理パッチが途中で剥がれてしまったのです・・・。で、4本目のパンク。今度は偶然通り掛かるモンゴルの方もいなかったため、パンクしたタイヤの中で、いちばんダメージを受けているものを選び、それを履かせて走ることにしました。

つまり右後輪はホイールだけ!ってことです。元々FRだから、これじゃほぼ1輪駆動ですよねぇ。

この時点でビバークまでの道のりは約20km。これまで走ってきた距離と比べるとずいぶん近い感じがするけれど、最初はホイールにまだパンクしたタイヤがかろうじてついていたため、時速40km/hくらい出せたものの、そのうちタイヤが外れたので、段々とスピードを落とすしかなく、最後には時速10km/hペースになってしまいながらもなんとかビバークを目指します。だって、ビバークに辿り着くしか方法がないんですもの・・・。

途中で川渡りがあったときは、さすがに流されちゃうかな~?もうダメかなぁ~?と思いましたが、そこは女のド根性と女のカンでなんとか無事渡れてホントラッキー!ホイールだけでこんなに走れるなんて!フォレスターやるじゃん!って、改めて関心しちゃいました。

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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