スバル エクシーガ CVT 試乗レポート(3/3)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：オートックワン編集部
洗練された走りと充実装備、コストパフォーマンスの高いエクシーガ
あらためて感じたこのクルマの魅力は、まず乗りやすさにあり、そして非常に万能性が高い点にある。
室内空間は3列シート車ながら、ミニバンというよりも乗用車的な造りでとっつきやすい。それでいてシートのレイアウトは、後方にいくほどヒップポイントを上げつつも、十分な頭上空間を確保するとともに、後席乗員も含め足元のスペースをちゃんと確保しているところも良い。
3列目へのアクセス性も悪くない。収納スペースも、量よりも質を取ったようで、ひとつひとつが非常に使いやすく設定されている。3列目を使っても、ラゲッジスペースが広く残る所もいいし、3列目や2列目を前倒しすると広大なスペースを得ることもできる。
リアウィンドウがあまり寝ていないので、有効スペース自体が非常に広い。実にフレキシブルに使えるクルマである。
最近では、TVCMでも「レガシィのスピリッツを7人乗りへ」というフレーズになって、このクルマの本質がより伝わりやすくなったように感じている。
聞くところでは、この一部改良により、デビュー当初よりも好調な販売をマークしたとか。ちょっと時間がかかったが、認知度も徐々に上がってきているようだ。
やはり「良いもの」にはユーザーも敏感に反応するのだ。
価格が手頃で、そのわりに車格感も高く、そして走りがよく、便利に使えるクルマ。さらに今回、走りが洗練され、装備が充実したというエクシーガ。
背の低い3列シート車の購入を検討している人は誰しも、候補に挙げていい1台だと思う。
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ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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