スバル デックス 新型車解説(1/4)
- 筆者:
- カメラマン:村西一海
スバル デックス 新型車解説
スバルから新しいコンパクトカーの誕生である。その名も“DEX ~デックス~”。
ご覧の通り、どこかで目にしたデザインとお気づきの方も多いと思う。そう何を隠そうこちらは、トヨタbBのOEM車である、ダイハツCOOに大きめの六連星バッジをつけた、さらなるOEM車である。なぜスバルが今COOをOEM販売することになったのかと言えば、一つは多くの方がご存知のように、富士重工のトヨタ、ダイハツとの業務提携が前提にあってのこと。
さらにもう一つはスバルが、このクルマを新たなスバルブランドとして自社のラインナップに加えることにより“スバルというブランドがフルラインナップを有するメーカー”になる準備段階に入ったことを表しているともいえる。
まずDEXが投入されることにより、事実上、軽のステラとインプレッサの間を担うポストが埋まる。実はそれまでのスバル車は、軽クラスの上はいきなりインプレッサの3ナンバークラスへと飛んでおり、5ナンバークラスが存在していなかったのだ。
そこで、デザインはスバル、製造はダイハツというスタンスで誕生したのがこの5ナンバークラスのDEXなのである。メインユーザーもbBは若い男性、COOはそれに対抗して若い女性としているが、DEXはズバリ全ての人をターゲットにして投入されたクルマなのだ。しかし使用シーンはクルマがクルマだけに、街乗り中心でお考えいただくのが無難といえる。
この記事にコメントする