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試乗レポート 2016/7/5 11:00

BRZ史上“最大規模”のマイチェン!“走り”を高めたスバル 新型「BRZ」を試乗!(2/3)

関連: スバル BRZ Text: 河口 まなぶ Photo: 和田清志
BRZ史上“最大規模”のマイチェン!“走り”を高めたスバル 新型「BRZ」を試乗!

注目は最上級グレード「GT」の追加

スバル BRZ GT(プロトタイプ)

しかし多くの人にとっての注目はなんといっても今回、新たに「GT」と呼ばれるグレードが追加になったことではないだろうか。(※「GT」は2016年秋 発売予定)

このGTは、BRZの最上級グレードにふさわしいパフォーマンスと上質感を備えたモデルで、Sグレードをベースにして、ブレンボ社製のブレーキキャリパー、ザックス社製ダンパー、そしてGT専用17インチアルミホイールを備えている。

今回、このGTとSの2グレードを比較することもできた。

スバル BRZ GT(プロトタイプ)スバル BRZ GT(プロトタイプ)

今回の試乗は富士スピードウェイの構内およびショートサーキットだったが、まず違いとして印象的なのは構内における日常域での違い。

端的にGTはSよりも“しっかり感”が強く、これが走りの感覚全てに備わっていると言って良い。だから走り出しでハンドルを切ると、Sよりも遥かに重みを感じることになる。

また段差等の乗り越えでも、Sよりも多少突き上げが強く感じるのだが、その後の動きの収まり方はGTの方が素早い。このため、乗り味としてはGTの方がフラットな感覚として感じられるわけだ。

そしてサーキットでもやはりハンドリング等にしっかり感が漂っており、走らせるとすぐにカッチリとしたハンドルからの手応えやカーブを曲がる時の粘り強さが感じられる。

当然カーブを走る時の限界性能が高いのもGTで、S以上にガッチリと路面を捉えて踏ん張ってくれるわけだ。この辺りはやはり、最上級グレードを名乗るだけの実力といえる。

ただ、だからといってSが良くないわけではない。例えば日常域での乗り味はSの方が遥かに軽快で、操作に対するクルマの反応もキビキビした印象を受ける。

またサーキットではGTよりは粘らないものの、ハンドルを切った時のクルマの動き方はむしろGTよりも自然な印象がある。加えて限界を超えてリアがスライドするような走りをした際にも、自然な感覚でテールが流れていくのはSの方で、これに対してGTは流れを収束しようとする力が強く働くため、スライドをコントロールしやすいのはSの方だったりするのだ。

「トラックモード」ならテールスライドも楽しめる

スバル BRZ GT(プロトタイプ)

またサーキットに関してもうひとつ付け加えておくと、これまで以上に「VDC」の制御が巧みになったことが挙げられる。

これまでVDCは「スポーツモード」を備えていた。これはVDCの制御のしきい値を変更し、サーキット等でスポーツドライビングするときには、ある程度のテールスライドを許容するという仕組みだった。ただ、従来ではテールスライドを許すといっても結構早めに制御されてしまい、ほんの少しテールが滑ったのを体感できるくらいで、コントロールするというレベルではなかった。

しかし、今回VDCに与えられた「トラックモード」では、さらにテールのスライドを許容してくれて、結構なドリフトアングルがついてもVDCを作動させずにテールを流し続けてくれる。そして時間的な猶予を利用してドライバーはコントロールを楽しめるというわけだ。

もちろん、サーキットを走る場合はVDCオフの方がよりクルマをコントロールできるわけだが、安心を担保するという意味ではこのトラックモードもなかなかの印象だったと報告できる。

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