イベントレポート!Europe Ford Meeting 2015 開催!!(3/4)
- 筆者:
幹事、吉田さんへインタビュー「欧州フォードの良さをもっと伝えたい!」
ここまで見て頂いた通り、吉田さんの”欧州フォード愛”そしてその知識には眼を見張るものがある。 先にも述べた通り、その愛故に、この「欧州フォードの魅力を感じてもらうためのイベント」を開催する運びとなった。 だが、ここまでの規模のイベントの開催となると、準備も含めいろいろと大変なことが多かったはず。そのあたりも含め、吉田さんに訊いてみた。
編集部:改めてになりますが、今回のイベントを主催された経緯と、そこに込めた想いをお聞かせください。
吉田さん:今回の幹事は、前回EFM2013の幹事を務めた大場さんという方からご指名を頂きました。こうしたイベントを一度は主催してみたかったのと、大学生の時に経験しておくと今後に活きるだろうと考えてお引き受けしました。
もともと相互試乗をメインにする事が構想にあったのですが、前回実施時は十分に行う事ができませんでした。ですので、まずそれを確実にやろう、というところから始まっています。
また他のコンテンツについては、サーキット開催であればタイムアタックをしたいという方は確実におられます。そういった方々の為に、短い時間ではあるもののタイムアタックの時間を設けました。
サーキットタクシーもありました。こちらはプロの方の運転で、欧州フォード車の真の実力を知って頂く為のものです。午前・午後ともひっきりなしに多くの参加者の皆様が体験されていたところからして、なかなか好評だったのではないでしょうか。
また、昼食はどうせなら皆でワイワイやりたい。そう考えて、BBQを選択しました。参加者の方にも食材をお持込頂いたりして、とてもお楽しみ頂けたと思います。 そして、裏メインとも言えるのが写真撮影会。写真撮影が趣味の方を中心にレイアウトを考えてクルマを配置しましたが、取材に来られたメディアカメラマンの方が途中から熱い指示を飛ばして(笑)、そのおかげでとても良い写真になりました。
編集部:イベント開催にあたって苦労したことはありますか?
吉田さん:何より苦労したのは、関係各所との調整です。サーキット側との交渉、協賛企業様への協賛のお願い等々、沢山の「大人」と直にお仕事をするという事で、不慣れであるが故にとても気を遣いました。知らず知らずのうちに皆様にご迷惑をお掛けしていたと思います。この場を借りてお詫びとお礼を申し上げます。
それと同じだけ気を遣ったのが、参加者の皆様の安全確保です。クルマのイベントで、しかもサーキットで行うものなので、事故等のトラブルは何としても避けなければなりません。
相互試乗・サーキットタクシー・タイムアタック時のヘルメット・グローブ着用、また相互試乗時は制限速度の厳守を徹底しました。
それもこれも、何かあってからでは遅く、今後このようなイベントが開催出来なくなるからです。 それでも何とか頑張れたのは、「欧州フォードの良さをもっと伝えたい!!」という強い思いがあったからこそ。とてもいいクルマであるにも関わらず、何故か日本だけはその良さがあまり知られていません。伝道師…というと大層に聞こえますが、欧州フォードの良さをより多くの方に知って頂きたい、ただそれだけです。
編集部:欧州フォード車に限らずクルマ全般に非常に詳しい(※)ようですが、車の知識はどのように身につけたのですか?
(※余談だが、吉田さんは難問ぞろいのカーソムリエ検定にも合格している)
吉田さん:クルマの知識は、基本的にはクルマ雑誌などのメディア媒体から身につけました。興味が出たクルマについては色んな情報を漁って、気が付いたらあれこれ知っていた、というパターンが多いです。とはいえ、今のところは広く浅く情報を知っているだけの「ヲタク」であって、その実体はクルマに本格的にハマった中学生の頃と殆ど変らないのだと思います。
編集部:今後の目標、やってみたいことなどはありますか?
吉田さん:今後の目標は、クルマの本質についてじっくり学ぶ事です。同世代に比べると多少クルマに詳しいのかもしれませんが、それでも上辺の知識ばかりで、根本的な部分(メカニズムへの理解、様々なクルマの成り立ち、存在意義など)に関してはまだまだ勉強不足。私が信頼する自動車評論家の一人、沢村慎太朗さんの評論を読んで悟りました。沢村さんは勿論のこと、色んな方のモノの見方を学ばねばならないと痛感しているところです。
編集部:欲しい車などはありますか?
欲しいクルマは、色々あります。その中で、フォードで何か一台、というと…。モンデオST220ですね。先ほども述べましたが、非常に運転が楽というのが大きなポイントです。クルマの至るところに電子制御が入ってきている昨今、電子制御に頼り切らず素の部分で性能を作り上げているところにむしろホッとしました。こういったクルマは今後更に貴重になってくるはずなので、入手できるうちに入手して、大事に乗り続けたいものです。
そんな吉田さん、愛車はフォード・フィエスタSTには去年(2014年)の9月からお乗りとのこと。
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