“小沢コージと学生カーソムリエが行く!”超小型モビリティ「チョイモビ」の未来は!?(1/3)

“小沢コージと学生カーソムリエが行く!”超小型モビリティ「チョイモビ」の未来は!?
“小沢コージと学生カーソムリエが行く”激烈生トーク!超小型モビリティ「チョイモビ」の未来は? 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験 学生カーソムリエ「坂巻理紗」さん 画像ギャラリーはこちら

「超小型モビリティ」は果たして“ドラえもんのポケット”なのか?

日産と横浜市によるワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ」

突然だが、ここ数年のそれもニッポンのモーターショーで必ずクローズアップされているのが「超小型モビリティ」だ。

 2012年に国土交通省がガイドラインを出して以来急速に計画が進んでいるが、簡単に言えば「自動車とバイクの中間」の新カテゴリーで、一見バラ色の未来が描かれている。なぜなら、現代自動車社会の難問をいくつも解決“できそう”に思われているからだ。

1つは「エコ」問題で、車重が500kg前後と軽いのでエネルギー消費量が少なく地球に優しい。2つ目は「渋滞」と「駐車場」問題で、現状サイズは軽自動車規格だが実際は全長2.5m以下で全幅1.1mチョイなので軽の半分以下。ついでに「コスト高」も避けられる。

日産と横浜市によるワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ」

その分、乗車定員は2名以下だし、完全に雨ツユは凌げないし、最高速も時速80km程度なので高速も走れないが、逆にそこが“ミソ”である。少子高齢化はもちろん、過疎化が進む地方の移動問題に使えそうだし地域創成にもなる。

さらに現状、超小型モビリティのほとんどがEV(電気自動車)なのだが、それは超小型モビリティとEVの相性が良いから。車重が軽いのでバッテリーは小さくて済むし、バイクの延長線上と考えると航続距離も要らない。EV特有の欠点をほとんど無視できる“現実派EV”というわけだ。

日産と横浜市によるワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ」

よって、この手に最も熱心なのは現状日本で最有力EVメーカーでもある「日産」。日産は去年より、本拠地である横浜で2人乗りEVの「ルノー・トゥイージー」を使ったワンウェイ型大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」の実証実験を行っている。

さらに深く考えれば、これらは若い世代の「ニューモビリティ」にもなりうるのでは!?ってなわけで、私不肖・小沢コージと共にオートックワンが誇るヤングクルマ好き集団「学生カーソムリエ」が試し乗りに行ったわけであーる。いざ!!

まずは、“チョイモビ”を“チョイ乗り”!

集まった学生カーソムリエは、選び抜かれた新世代のクルマバカ(!?)揃い。

早稲田大学 自動車部主将で取材の際、ゲーマー出身レーサーのルーカス・オルドネス選手をゲームのラップタイム対決で上回った「原田和樹」君を筆頭に、モータースポーツにやたら詳しく、ガンさんこと黒澤元治選手の現役時代の考証までやってのける「藏人脩平」君、第2回学生カーソムリエ選手権で優勝しジュネーブショーまで行った「磯田薫」君に、な、なんと紅一点、学生ジムカーナ選手権にも出場している待望の女性カーソムリエ1号「坂巻理紗」ちゃんと、選りすぐりの学生カーソムリエ達がチョイモビを試乗するために横浜の日産本社へと集結した。

横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験
横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験横浜・日産本社にて小沢コージ氏と学生カーソムリエによる「チョイモビ」体験

日産本社へ到着すると、まずは約15分のチョイモビの乗り方から運用に至るまでの講習会を受けて、会員登録が済んでから試乗へと移る。というのも、現状のチョイモビは“実証実験”の最中であるために完全に自由な運行は許されてないのだ。

入会金・年会費は無料で利用する際も1分20円と安いのだが、高速道路を乗ることは出来ないし横浜市から出ることも不可、すり抜けも禁止とまさに実験中の乗り物なのだ。

だが、日産本社の周辺で試乗した後の学生カーソムリエ達は笑顔で、その意見も様々であった。

学生カーソムリエ「坂巻理紗」さん

まず、最も素直に感動してたのが坂巻ちゃん。

「面白かった!バイクみたいな軽快さがありつつ、屋根も一応付いてるし、倒れる心配もほとんどない。でも普段いい車に乗りなれていると、パワステが無かったりとかが気になるのかなとも思ったけど」

学生カーソムリエ「原田和樹」さん

一方、冷静だったのが原田君。

「ハンドル切ってて思ってたより不安がなかったし、一瞬視界が悪くて前の車が怖いかなと思ったけどそうでもなくて、後ろもミラーでよく見える。個人的にはもうちょっとシートのリクライニングが効いたらとは思いましたけど、後席に乗った人からは“窓がない分、風がサーっと入って来て潮風が気持ちよかった”と」

学生カーソムリエ「藏人脩平」さん

蔵人君は、

「面白いけど、やっぱりクルマじゃないですよね。今やクルマはエアコン付いてたりするのが当たり前で、これはどちらかというとゴルフカートの延長。ただ雨足凌ぎ用とかメリットも多いし、複合的に考えれば普及は上手くいくんじゃないかと」

学生カーソムリエであり、第2回学生カーソムリエ選手権で優勝した「磯田薫」さん

最後に、意外と辛口だったのが磯田君。

「跳ね上げドアはカッコよかったです、スーパーカーみたいで(笑)。でも、加速は思ったより良くなかったし、乗り心地も転倒防止なのか硬かったですね。ハンドルもパワステないからもっとしっかりしているのかと思ったら、予想以上にフニャフニャ。個人的には面白いけどバイクの方がいいかなと」

やはりイマドキのクルマ好き。褒めるところは褒めるが、気に入らない所には容赦ない。日産さん、これが生の声なのでチョイと許していただけると。チョイモビだけに(笑)

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小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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