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カーソムリエ 2013/11/29 19:52

学生カーソムリエによる「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」イベントレポート(5/5)

Text: Photo: 茂呂幸正
学生カーソムリエによる「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」イベントレポート

オートックワン システム開発代表 八木大三朗氏(BMW 3シリーズ)レポート

オートックワン システム開発代表の「八木大三朗」氏

「どれ程の横Gが加わると、タイヤは滑り出す?」

「急ハンドルを切りながら水溜まりを走ると、クルマはどうなる?」

「80km/h超からのフルブレーキングにおける、クルマの停止距離は?」

普段からクルマを利用してはいるもののプロのレーシングドライバーではない私たちが、この様な問いに実体験を交えて答えられる人はきっと少ないと思う。

今回のレッスンでは、日常、余程の危険運転をするか不慮の事故にでも見舞われない限り滅多に触れることのないクルマの限界を、マイカーを通して体験することができた。

レッスン内容は、ヘアピン・S字コーナーを含むショートコースでのタイムアタック、水膜上での定常円旋回、高速からのフルブレーキングなど。公道では危険過ぎて再現出来ないハードな内容だが、ここは富士スピードウェイの駐車場。学生3名+オートックワンの中の人1名(私)、終始興奮気味で痛快にマイカーを振り回すことが出来た。

そして、ABSの作動、タイヤ鳴きからのドリフト、ハイドロプレーニング現象などの挙動がマイカーから顔を出し、クルマの限界に触れることができた。

今回のレッスンで学習した内容を一言にまとめるとしたら、

「近年のクルマの性能は高い水準にあるが、路面状況、判断の遅れなどによって簡単に限界を超える」

だろう。今後の私の安全運転にとって、このイベントは大きな収穫となった。

大切なのはスムースなドライビング(学生の習得能力は高かった!)

八木大三朗氏の愛車、BMW 3シリーズ

午後のラストには、ショートコースを拡張したコースにて、同日の集大成と呼べるタイムアタックが行われた。

私は、かつて憧れていたレーシングドライバーになったつもりで挑んだものの、これが非常に難しい!アクセル・ブレーキによる荷重コントロール、舵角の少ないハンドリング、コーナリングのアウト・イン・アウトなどがしっかり出来ないとタイムが出ないのだ。

スムースなドライビングが速さに直結することを実感し、技術を吸収してタイムを縮めるべく、先生のお手本を必死で観察した。

結果、自タイムは最終的に2秒縮まったが、学生は3名全員が3~5秒も縮めており、勝負としては完全に負けだろう。改めて、若者の習得スピードに驚かされた次第である。

限界走行の経験を安全運転に活かす

インストラクターからドライビングレッスンを受ける八木氏

私はこのレッスンに参加して以来、状況に応じたクルマの限界がどこにあるかを常に意識し、クルマに無理をさせない運転を心がける様になった。

また、限界走行時のクルマの挙動を体験したことが、今後起きるかも知れない不測の事態における咄嗟の判断時に役に立つだろう。

もしも、老若男女問わずすべての人がこのレッスンに参加すれば、日本の事故件数はかなり減るのではなかろうか。今度は田舎の母親(彼女もけっこうなドライブ好き!)にも参加を勧めてみようと思う。

八木大三朗氏の愛車、BMW 3シリーズ八木大三朗氏の愛車、BMW 3シリーズ八木大三朗氏の愛車、BMW 3シリーズ八木大三朗氏の愛車、BMW 3シリーズ(左から)芝浦工業大学 大塩純平さん/青山学院大学 自動車部の湯川 修平さん/芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん/オートックワン システム開発代表 八木大三朗氏
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