学生カーソムリエによる「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」イベントレポート(3/5)

  • 筆者:
  • カメラマン:茂呂幸正
学生カーソムリエによる「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」イベントレポート
横浜ゴムとプロスペック共同開催のドライビングレッスン「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」が富士スピードウェイにて開催された オートックワンからは4名が参加!(左から)芝浦工業大学 大塩純平さん/青山学院大学 自動車部の湯川 修平さん/芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん/オートックワン システム開発代表 八木大三朗氏 モータージャーナリスト 日下部保雄氏 日下部氏からドライビングレッスンを受けるオートックワンメンバー達 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」の参加者達 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」風景 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」風景 (左から)芝浦工業大学 大塩純平さん/青山学院大学 自動車部の湯川 修平さん/芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん/オートックワン システム開発代表 八木大三朗氏 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」は真夏の快晴の中で開催された 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」座学の様子 「2013 YOKOHAMA & PROSPEC Summer Driving Lesson」当日の様子 画像ギャラリーはこちら

芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん(ホンダ フリード・トヨタ 86)レポート

芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん堂ヶ平さんの実家の愛車、フリード。午前中でタイヤがズルズルになり、急きょオートックワン86号に乗ってもらうこととなった

自動車にはそこまで詳しくなく見習い中だが、急遽参加することとなった今回のドライビングスクール。

家族で保有する車、ファミリーカーとして有名なホンダ、フリードで参加した。(私自身はまだ車を保有していないので・・)  

現地へ到着すると周りはスポーツカーばかりで、フリードでジムカーナに近いようなスクールに参加したことは場違いなのではなかったのか、と 早朝に集まった多くの車を見て感じた。不安と、緊張しかなかった。

しかし、ファミリーカーでの参加が珍しいらしく、どのような挙動を示すのか、車の性能の限界を知る。後ろに人を乗せていると仮定して、いかに快適に人を運ぶことができるかを知る。これらのことがいかに重要か痛感するよ。とインストラクターの岸さんはおっしゃっていた。それを聞いて、少し気が楽になった・・・のも束の間。

今回のスクールのコースは、スラローム、急加速からの急停止、コーナリング、濡れた路面での定常旋回。コースを知った私はどれも恐怖を感じる内容だった。 なぜなら、これらを実施する車速が速いのだ。まるで、挑発されているかのようだった。

意外にもスポーツドライビングが楽しい「フリード」

日下部氏からドライビングレッスンを受ける、堂ヶ平さん堂ヶ平さんの実家の愛車、フリード。午前中でタイヤがズルズルになり、急きょオートックワン86号に乗ってもらうこととなった

いざ始まると、腰抜けた私はなかなか肩の力が抜けない。アクセルも思い切り踏み込めない。ビギナーズラックとはこのことか。

しかし、慣れてくるとこれが楽しい。いかに滑らかにカーブを曲がるか、どこでブレーキを踏むべきか等、次第に自分の中で習得して帰りたい。その気持ちが強くなっていった。

特に私が印象に残っていることは、濡れた路面での旋回、高い車速での急ブレーキと最後に行ったタイムアタック。濡れた路面での定常旋回ではただのフリードが(失礼かもしれないが)しっかりABSを効かせ、オーバーステアを防いでくれる。車自体はとてつもなく傾いていたが、横転もしそうになかった。 また、高い車速での急ブレーキもしっかり効いてくれる。

あぁっ!ついにフリードのタイヤに異変が・・・!

堂ヶ平さんの実家の愛車、フリード。午前中でタイヤがズルズルになり、急きょオートックワン86号に乗ってもらうこととなった

そして、ここでアクシデント発生。 前々からフリードの前輪をタイヤ交換しなくては、と思っていたところについに、起きてしまった。

タイヤのエッジが焼け焦げた。そう、タイヤがそんな状態となるまでフリードを酷使したのだ。だが、逆を言えばフリードでもここまで追いつめて走ることが出来るのだ、と実感した。

「案外、ファミリーカーの性能も捨てたもんじゃないな」と感じた。

スーパーチャージャー装着の「オートックワン 86号」で再アタック!

堂ヶ平さんが運転するのは、「オートックワン86号」

そして午後からは、フリードが上記のアクシデントによりスポーツ走行ができなくなったことから、スーパーチャージャーを装着したピンクのオートックワン86号をお借りしてドライビングレッスンを続行することとなる。

もちろん、スポーツカーでハードなドライビングをするのは初めてである。

乗って感じたことは加速がとてつもない。どうしても先程まで乗っていた車がフリードということもあるが、なんだこれは。ものすごいGがかかることに加え、ステアリングの効きも早い。タイムラグを感じなかった。目線も低く、スピードがもの凄く速く感じた。

スポーツカーを買うぞ!と心に誓う

堂ヶ平さんが運転するのは、「オートックワン86号」

私は興奮と楽しさに溺れた。スポーツカーというものがここまで楽しいものなのか、気持ちがいいものなのか。とりあえず就職してお金が溜まったら最初にスポーツカーを買う、と強く心に誓った。

プログラムも最後となり、締めはタイムアタック。このスクールで学んだことを生かし、ドライビングする。速いマシンに素人が乗るという前代未聞の状況だったが、それだからこそタイムで上位に食いつこうとした。

そのがむしゃらなあまりにヘアピンでオーバーステアで軽いドリフトをしてしまうなど、恥ずかしい場面もあったが、コーチたちがおっしゃることを生かして初心者でも6位に入ることが出来た。

今回のスクールを通して私が伝えたいことは、初心者でも十二分に楽しめる環境であったことだ。 私はぜひ車が嫌いな人と車に愛着がない人に参加してほしいと思っている。 なぜなら、車の性能のスゴさ。走る愉しさを全身で感じ取れるからだ。

現在、若者の車離れが進んでいるというが、このようなイベントが周知されて全国で行われ、気軽に参加できる形態になればいいと思う。 そうして、また車好きが増えて行けば、というのが私の率直な感想だ。

またこのような機会があればぜひ参加したい。

堂ヶ平さんが運転するのは、「オートックワン86号」堂ヶ平さんが運転するのは、「オートックワン86号」芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん芝浦工業大学 堂ヶ平雄作さん

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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