第一回 カーソムリエ学生選手権 最終選考を突破した3名による“ジュネーブモーターショー”振り返り座談会 [インタビュアー:飯田裕子](2/3)
- 筆者:
日本ではあり得ないベントレーが・・・!!
飯田:ここからは、ジュネーブショーでのことを振り返りたいんですが、まずモーターショーに行く前にジュネーブという街を見て思ったことを教えてください。
石河:僕はヨーロッパの人がクルマを道具として使い倒していることと、オープンカーが多く走っていることにビックリしました。特にすごく汚れたベントレーのGTCが走っていて、それがカッコよく見えたのは印象的でした。日本人って高級車だと特にクルマを大事にしますからね。
飯田:「日本であんな汚いベントレーを見ることはまずない」ってくらい汚れたクルマだったよね。
石河:それと日本では売っていないクルマを含めて、いろんなクルマが走っていたことも印象に残りました。これは特にスイスには自国のクルマがないゆえだと思いますが。
ヨーロッパというニュートラルなモーターショーだからこそ感じた、韓国勢の脅威
飯田:では、本題のモーターショー取材に移る訳だけど、一般的にジュネーブショーは会場の広さが適当で見やすい、出展車の中身が濃い、出展車すべてがニュートラルに扱われると言われていますが、ショーを見た第一印象はどうだった?
石河:会場の立地がいいことも大きかったのか、駅なかみたいに動きやすく感じましたね。ショーに行って初めに強く感じたのは現代、起亜といった韓国勢に強い存在感があったことです。日本にいると韓国車は正規輸入もないのでノーマークになりがちですが、クルマをあくまで質の良し悪しで見るヨーロッパでの韓国勢の存在感を見ると、強い脅威を感じました。
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