THE NEXTALK ~次の世界へ~ 本田技術研究所 渡邉生 主任研究員 インタビュー(5/5)
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- 筆者: 御堀 直嗣
- カメラマン:佐藤康彦
?と! その意味は?
渡邉生の座右の銘は、これまたホンダらしく(?)、他にはない意表を突いた答えだった。
そして今、エンジニアリングという仕事にはまっていると、渡邉生は語る。
ホンダには、「技術のもとでは平等」の合言葉があり、名前に肩書を付けて呼ぶのではなく、互いに「~さん」付けで呼び合い、社内に垣根がないという。そして、複リンク式高膨張比エンジン開発では、いろいろな人が「どうなった?」「様子を教えてくれ」「こうしたらいいんじゃないか」…と、いろいろ声を掛けてくれたと渡邉生は振り返る。
そうした自由闊達な意思疎通の様子は、研究所だけでなく、ホンダ本社の役員室でさえ、個室はなく、社長も大部屋に机を置くような会社である。
独創の精神が、世界的な企業連合の中でホンダを自主独立の道へ歩ませている。その象徴的な事例の一つとして、複リンク式高膨張比エンジン開発と、家庭用ガスコージェネレーションシステム開発の取り組みにも表れている。
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