autoc-one.jp 記事・レポート 特集 PR企画 カーナビ徹底対談。Panasonic Strada Hシリーズ~異なる3つのプロ目線~ s02

インテリアを邪魔しない+ワクワク感も忘れないデザイン
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プロダクトデザイナー飯田侑希はStrada Hシリーズをこう見る。

高山:それでは次は飯田さんにお聞きします。飯田さんは数多くのプロダクトデザインを手掛けてきていらっしゃいますけど、今までの話してきたような状態をデザイナー視点で見られるとどのように感じられますか?

飯田侑希(以下、飯田):まず従来の2DINスペースに組み込まれていたAV一体型ナビに比べると一種の“違和感”みたいなものはかなり減っていると思いますね。それは何故なのかなと考えると、やはりこのStrada Hシリーズのパネルがフラットだということがかなり影響しているからでしょう。スイッチ類も出ていないし。通常ですと枠があってその奥に一段落ちるような形でディスプレイがありますよね。でも、このナビは実際光が当たった時に「余計な部分で光を拾わない」という設計になっていると思うんですよ。それがフラット感をさらに際立たせているし、「インテリアをじゃましない」ということに繋がっていると思います。 

高山:特に飯田さんにお聞きしたかったのは今までホームオーディオや最近では加湿器などのデザインを手掛けていらっしゃいますけど、商品が置かれている、とか組み込まれる場所とのマッチングに関しては職業柄、人一倍気にされると思うんですがいかがですか? 

飯田:人一倍なんてもんじゃないですね(笑)。例えば僕はテレビのデザインとかも手掛けましたが、インテリアって実は自然なものが多いんですよ。例えば柔らかいものだったり、机も木だったり、壁には壁紙が貼られたり、と。その中にプラスチックや金属のモノが置かれるわけです。そうなるとどうしても違和感が出てしまいます。そこをいかにソフトに見せていくか、メカっぽく見せないようにということに気を遣いますね。 

高山:へえ、メカっぽく見せないんですね。

飯田:ハイ、テレビだけではなく、クルマでも例えばターゲットユーザーが嗜好しているインテリアがあるわけですが、例えば従来までのカーオーディオのデザインっていかに「メカっぽく見せるか」とかガンダムチックに見せるか(笑)とか、ブルーのLEDが光っていて、動作状態がスピンしながら表示されるような演出とか、ボリュームの回りにもピカッと光るようなパーツが組み込まれていたわけです。同様にカーナビも同じデザイナーが手掛けているケースも見てきたので、オーディオの延長線上にあることが多かったんですね。でも、このStrada Hシリーズは「メカ」というより、かなり「家電に近い」。

数多くのプロダクトデザインを手掛けてきた飯田氏としてはHシリーズの魅力は何よりもデザインの良さ、そして従来までのカーナビとは異なる方向性、つまりインパネとのフィット感であると言う。

高山:あっ、そうなんだ。LEDバーン!とかじゃなくって(笑)。 

飯田:ヘアラインのメタル感とかもあえて無くしているような感じとかも好感が持てますよね。

高山:つまりあえて「カーナビ付けました!」みたいなのが、逆に薄まっているというか・・・。 

飯田:従来までの商品が好きな人もいるのでこの部分は確かに好みなのかもしれませんが、この一体感や方向性は新しいと思いますね。あと、先程も少し触れましたが、家庭用だけでなく、クルマのインテリアも実はソフトな素材が多いじゃないですか。家で言えばソファ、クルマで言えばシート、とか。そういう意味でも近い流れは来ているのかな、と感じる部分はあります。 

藤島知子は女性目線でチェックする

高山:今度はまた藤島さんにお聞きしたいのですが、昔のカーナビとかは「ピカピカ」とか「ビュンビュン」(笑)というか演出過剰みたいな商品がそれなりにあったんですよ。 

藤島:なんかあったかも(笑)。 

高山:で、今度はモータージャーナリストとしての視点や女性目線でどう感じるかをお聞きしたいのですが。 

藤島:確かにデジタル的な光などの表現方法って、生きてきたその世代によっても受け止め方って違うと思うんですね。昔ラジカセのイコライザーの表示とかわざと出していたでしょ。 

高山:よく知ってますね(笑)。 

藤島 :今、クルマのメーターもハイブリッドカーとかワザとメカっぽく作るものがあるんですが、女性としては「人工的に作った」モノの感じがあまりにも真っ正面から来すぎて違和感があるんですね。まあ、男性の趣味なのかな、と。 

高山:未来的な・・・とか(笑)言ってますものね。演出とかは確かにありますけど、必ずしもすべて良いというワケではないということですよね。 

藤島:そう言った意味ではこのStrada H シリーズってトップの検索画面を見ても落ち着きがあるというか、どんなクルマにも馴染む感じがします。女性として見ても好感が持てます。

高山:で、他社にはもっと凄い(笑)デザインのものもありますけど、藤島さん的にはこれはわかりやすいですか?

藤島:ボタンを押した(タッチした)ときの正確さという点ではかなりいいなと感じました。 

高山:それはどの辺が? 

藤島:最近女性ってネイルをする方が多いんですが、指の腹の部分で押す角度によってはちゃんと押せないことがあるんですよ。でも、このナビはまず触れられる面積も大きいし、直接のデザインとは関係ないんですが画面が電動でチルトできる点もいいですよね。実際、ナビの目的地を設定する時って急いでいたりするじゃないですか、そういう時、ナビがスムーズに反応してくれるとその日、一日気持ちよく過ごせるんですよ。

高山:なるほどネイル・・・ね。それは男性ではちょっと考えられないですからね。少なくとも自分は(笑)。 

藤島:結構ナビって垂直に画面が付いている場合が多いので、すごくありがたいと思いました。  

飯田侑希はUI論でStrada H シリーズを語る

高山:今回のStrada H シリーズにはUI、つまりユーザーインターフェースに関しても新しい試みがいくつか採用されています。プロダクトデザイナーとしてこのStrada H シリーズのUIに関してはどのように感じられましたか? 

飯田:まず、すごくシンプルに「整然としていていいな」って感じましたね。色々な形のボタンが並んでいるっていうのは一見するとわかりやすいんですが、ユーザーが使う時には企画側の意図通りに使ってくれるとはかぎらないわけです。で、このストラーダHシリーズは逆に「主張してこない」というか、その分画面に集中できると思いますね。あと、先程藤島さんもおっしゃっていましたが、僕はこのメニュー画面がかなりいいなと思いました。 

飯田氏も触れていた従来までのカーナビに採用されていたフレーム部分とパネル部分の段差。これをフラットにすることでインパネとのマッチング感を向上させた。また従来モデルから評価が高い「ツートップメニュー」も「AV機能とナビ機能が明確に色分けされているので直感的に操作できそう(藤島氏)」との意見も聞かれた。

高山:ほお、どの辺が? 

飯田:色数を凄く抑えていますよね。やはりGUI(グラフィカルインターフェース)や紙媒体でもそうですが、わかりやすくしようとするとどうしても色を沢山使ってしまうんですが、逆に結局わかりにくくなってしまうこともあるんですよ。 

高山:へえ~。 

高山:手を差し出すと地図画面下に現れる新しい「ダイレクトランチャー」メニューはどう感じられましたか? 

飯田:これはまず「WOWFACTOR(ワウファクター)」というか、驚きの要素として面白いですよね。当然、僕も男の子なんで(笑)。こういう新しい提案があると「おおっ」っていうワクワク感があるじゃないですか。実際、マッキントッシュで言えばドッグみたいなことだと思いますけど、自分でカスタマイズ(入れ替えて)使えるって言うのも理にかなっていると思いますよ。 

従来までのカーナビに多く採用されていたのが地図画面上に各種機能を配置するいわゆる「タッチキー」と呼ばれるもの。Hシリーズはまず使用頻度の高いスイッチ類をドライバーの操作性を配慮し、右側に配置。さらに通常はタッチキーを表示させないことで文字通り「フルスクリーンマップ」を可能にした。これにより地図の視認性はさらに向上した。

フルスクリーンマップ状態から画面に手を近づけると内蔵されたアプローチセンサーが反応。画面上に各種機能を操作できる「ランチャーメニュー」が現れる。

これにより面倒な操作なしで、ダイレクトに機能を呼び出し操作することができる。またアプローチセンサーを使わなくても画面右下に「LAUNCHER」キーを設定しておけば、コレにタッチするだけで、メニューを表示することができる。

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